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文系と理系の違いって?将来やりたいことにつながる道を選ぼう!

なんとなく分かっているつもりでも、実際に説明しようとするとなかなか難しいのが文系と理系の違いでしょう。大学で学ぶ分野を決めることは、学生生活だけでなく将来の仕事にもつながる重要な選択です。自分が興味あることを勉強する、将来やりたいことにつながることを学ぶためにも、文系と理系の特徴を把握しておくことが大切だといえます。文系と理系の違いと、それぞれの将来像について紹介します。

文系と理系の違い

文系と理系どちらに進むかで、目指せる学部の種類が異なります。文系では文学部や社会学部、教育学部、法学部、国際関係学部などが一般的です。理系では主に医学部や工学部、理学部、薬学部、歯学部、看護学部、農学部などに進学します。
文系とは基本的に「人の活動」を研究対象とする学問です。文系の学問領域は人文科学と社会科学に大別できます。人文科学の主要な学問分野は文学や語学、歴史学、文化人類学などで、人の活動のうち文化的な側面に注目する傾向があります。また社会科学の主要な学問分野は社会学や経済学、法学、国際関係学などで、人の活動のうち社会的な側面が研究対象です。
理系とは基本的に「自然界」を研究対象とする学問で、自然科学とも呼ばれます。理系の主要な学問分野には、医学や工学、理学、薬学、農学などがあります。
しかし、現在では研究対象ではなく、課題解決のために用いる手段で学問が分類されることも多いです。たとえば、社会工学は人間の活動を研究対象としていますが、理系的なアプローチを用いているため理系に分類される傾向があります。このように、文系と理系をまたがる「学際的」な学問が増えており、文理両方の知識を必要とする学部も多いため、実は文系と理系の明確な区別は存在しないともいえます。そのため、大切なのは自分が大学でどんな学問を修めたいかをしっかり考えることでしょう。
傾向としては、高校時代に「国語・外国語・歴史」が得意だった人は、それらの教科を活かせる文系に進む傾向があります。反対に「数学・理科」が得意だった人は理系に進むことが多いです。自分のやりたいことや、得意・不得意をもとに進路を考えてみましょう。

活かせるスキルが少ない?文系に進んだ時の将来

就職活動を見据えた文系学部のメリットは、就職先があまり限定されずさまざまな業界にチャレンジできる点です。公務員、メーカー、商社、金融業など大学で取り組んできた学問分野と異なる業種の企業を選択肢に入れることも可能です。ただし、幅広い業種に関われるからこそ、大学で学んできたことを直接仕事に活かすことができないケースもあります。例えば、美学を学んだ人が金融業に就職しても、美学の知識を日頃の仕事に反映できる可能性はあまり高くありません。また、メーカーなどに入社した場合、開発部門は理系出身者が大半を占めることが一般的なため、文系出身者の活躍の場は営業や企画、人事総務などの部門に限られるケースもあります。
文系学部で注意しておきたいのは、理系と異なり「スキル」を持たないことが多い点です。理系学部では、医学や工学、理学、薬学、農学などの学問分野に応じた専門スキルを培い、就職先でも活かすことができます。もちろん、文系学部でも学問分野によっては外国語や統計分析、その他さまざまな資格取得などを通して専門スキルを身につけることができます。文系でも専門スキルを培いたい!という意識がある人は、進路選択時や大学在学中にしっかり調べ、取り組みを進めていくことが大切でしょう。
また、文系と理系を比較すると、文系へ進む人の方が多い傾向があります。そのため、必然的に就職活動時のライバルが増えてしまう点も念頭に置いておきましょう。

就職先が限定されてしまう?理系に進んだ時の将来

就職活動を見据えた理系学部のメリットは、各専門分野に特化した内容をじっくり学べるため、就職先の企業や、現場での仕事に直接結びつくようなスキルや知識を得られる点です。例えば、薬学部では製薬関係の、農学部では農業や園芸、畜産関係などの技術や知識を身につけることができます。そのため、文系と比べ企業のニーズと学生のスキルがマッチしやすく、就職先が決まりやすいという側面があります。理系出身者は即戦力として考えられているため、企業からのスカウト、先輩や先生からの推薦などで就職先が決まることも多いです。また、企業だけでなく研究所への就職という選択肢もあります。
このようなメリットの一方で、専門特化した研究のため他分野について幅広く学ぶ機会が少ない、学んできたことと異なる業種の企業に入りづらいなどの注意点もあります。もちろん、公務員や商社、金融業など文系学生と同じような就職先にチャレンジすることも可能です。しかしライバルが増える上、学部での研究内容が必ずしも企業のニーズにマッチしないという点で、苦戦を強いられる可能性があるでしょう。
理系では、学部での研究内容や専門スキルが就職先を左右することが多いため、進学時や専攻の選択時には就職までを見通して将来設計をしてみることがポイントです。

自分のなりたい将来のためにより良い選択を!

理系・文系という区別はありますが、実際の学問分野や就職事情を見てみると、必ずしも理系・文系が明確に分かれているわけではありません。確かに、理系ならば理系分野の学問を修めて開発職など理系の仕事に、文系ならば文系分野の学問を修めて幅広い業種で活躍するという進路が一般的ではあります。しかし、学問分野によっては理系・文系両方の知識が必要な場合があり、理系・文系ともに自身の研究内容とマッチした企業に就職できる可能性もあれば、そうでない可能性もあります。そのため、一概に理系・文系だけで判断するのではなく、自分の興味あることが学べる学部かどうか、自分が目指す職業にマッチした学部かどうかを重要視して進路を選んでいくとよいでしょう。

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この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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