大事な高校受験を成功させたい!どんな勉強法がいい?
高校受験は、3年間の高校生活だけでなくその先の将来にも影響する一大イベントです。しかし、具体的にどのような勉強をすればよいのか不安に感じる人も多いでしょう。受験勉強を始めるにあたって知っておきたい、効率的な勉強法のポイントやおすすめの参考書を紹介します。受験勉強のコツをおさえ、自分に合った勉強スタイルを確立していきましょう。
現状を知り目標を決めよう
高校受験の準備のためにまず必要なのは、自分が現在どの位置にいて、どこを目標とするのかを明確にすることです。具体的に、まずは自分の相対的な学力を知りましょう。高校受験では同じ中学校の生徒だけでなく、他校の生徒も自分と同じ志望校を受験します。そのため学校内の順位だけでなく、県規模の模試を受けて偏差値を確認することで、自分の学力の位置を把握してみましょう。それを踏まえて目標、志望校を設定します。志望校選びでは、高校の偏差値も大切ですが、校風や部活動、卒業後の進路など総合的に加味して検討することが大切です。
目標を設定したら、目標達成までの計画を立てることも欠かせません。志望校の偏差値と自分の偏差値を確認し、いつまでにどのくらい偏差値を上げるべきなのか、そのためにはどの教科をどのくらい勉強すべきなのかを整理し、スケジュールを組んでいきましょう。中だるみを防ぐため、定期試験や模試などをマイルストーンにしながら計画を立てることがおすすめです。
計画は想定通り進まないことも多々あります。そのため計画が変わることを前提に勉強を進めていきましょう。
効率の良い勉強法とはどんなもの?
合格を勝ち取るためのカギは、効率的に勉強を進めることです。だらだら机に向かっているだけでは、せっかく勉強をしていてもなかなか知識が定着しません。効率的な勉強のためには、集中力や習慣化が重要です。
集中力の面では、決められた時間内に集中して質の良い勉強をし、休憩時間にしっかり心身を休めるというメリハリがポイントになります。学習時間は、学校や塾と同じく45分〜60分程度で区切るのが目安です。勉強中はスマホも電源をオフにして集中し、休憩中は適度な運動やストレッチ、娯楽などでリフレッシュするというサイクルを作っていきましょう。
また、知識の定着のために日々復習をすることも大事です。試験前の一夜漬けでは、知識が定着せずにすぐ忘れてしまう可能性があります。毎日の復習によって基礎知識を定着させておき、試験前の時間は応用問題にチャレンジするために使うことで、効率良い学習ができます。
このような勉強スタイルを習慣化させていくことで、自律した受験対策が実現するでしょう。ただし、人によって適した勉強スタイルは異なります。これらの勉強法を踏まえながら、より自分に合ったの勉強スタイルを模索していきましょう。
高校受験におすすめの参考書とは
高校受験では、自分の学力に合った参考書を使って学習を進めていくことが重要です。自分の学力よりも易しすぎる、もしくは難しすぎる参考書ではかえって学習を阻害してしまう可能性があります。
受験勉強を始めたばかりなので勉強の習慣をつけたいという人におすすめなのは「とってもやさしいシリーズ」です。英語、数学、国語、理科(各学年別)、社会(地理・歴史・公民)の5教科あり、いずれも教科書の基本的な内容をしっかり理解できるようになることが目標になっています。イラストや解説、穴埋めなどバリエーション豊かな内容で、着実に基礎知識を習得できるシリーズといえます。
苦手分野を克服するために使いたいのが「苦手をなんとかする問題集シリーズ」です。5教科各1冊あり、受験生が苦手意識を持ってしまいがちな問題のパターンとその攻略法がまとめられています。苦手克服に特化したシリーズのため、不得意な教科や単元を効率的に対策できる点が魅力です。
より高いレベルの問題に挑戦したければ「最高水準問題集シリーズ」がおすすめです。学年別に5教科用意されており、標準レベルから最高レベルまでの難易度の問題を段階的に解いていくことで、高い学力を身につけることができます。解説が充実しているため、難しい問題にぶつかっても理解できるまでじっくり考えられる点もポイントです。難関校を目指すなら取り組んでみたい参考書だといえます。
志望校合格のためにより良い勉強法を試そう!
受験で成功するためには、目標設定と達成のための戦略が重要です。まずは自分の学力の位置を知り志望校を定めた上で、合格に必要な学力に到達するための計画を立てましょう。志望校設定にあたっては、偏差値だけでなく校風や進路など総合的に検討することもポイントです。
受験勉強では集中力を切らさずに学習すること、自分に合った勉強法を習慣化することがカギになります。どんな勉強法が適しているかは人それぞれで、仲の良い友人や成績上位の生徒のマネをしても、必ずしもうまくいくとは限りません。目標とスケジュールを設定したら、あせらず自分に合ったペースで勉強を進めていくことが大切です。紹介してきた勉強法を参考にしながら、何度も試行錯誤をして自分に合った勉強法を確立し、志望校に合格しましょう。
<参考URL>
3段落:【旺文社】高校入試 ニガテをなんとかする シリーズ
https://www.obunsha.co.jp/product/series/b030
3段落:【旺文社】とってもやさしい シリーズ
https://www.obunsha.co.jp/product/series/b005
3段落:【文英堂】中学生向け
https://www.bun-eido.co.jp/products/?menu=2&series=20005