英語で点を取れると受験で有利になる?英語徹底攻略法
英語は子どもによってはっきりと得意不得意がわかれる教科です。1年生、2年生と英語を頑張ってきた生徒にとっては、ちょっと勉強するだけで点数が取れる楽な教科である一方で、1年生、2年生と英語をさぼってきた生徒からすると全く点数を取ることのできない危険教科となります。得意、不得意での点数差は他教科と比べてもかなり大きく、英語を制するものが受験を制すると言っても過言ではありません。そこで今回は、受験に向けて自分のレベルに合わせた英語の学習法についてご紹介します。
基本は英単語と英熟語の暗記!
英語の受験勉強で何に手をつけたらよいかわからない生徒は、まずは英単語と英文法の復習からはじめましょう。英単語がわからないと長文読解はできないし、英文法をわかっていないと文章の並び替えもできません。受験用に英単語と英文法をまとめたテキストを1冊買っておくとよいでしょう。入試で出やすい単語などが出る順にまとめられているものを選ぶと、短時間で効率よく覚えることができます。あれこれ問題集に手を出すのではなく、1冊の問題集が完璧に覚えられるまで何度も繰り返し学習することが大切です。単語の暗記には単語カードが役立ちます。場所を取らず登下校のちょっとした時間でもできるので便利です。時間のある時は単語カードの見直しを積極的に行いましょう。
英文法は例文で覚えるのが基本
英単語は単語カードで覚えると効率よく覚えられますが、英文法は例文で覚えるのが基本です。英文法だけ覚えても文章内での使い方がわからないと間違う原因となってしまうので、自分が一番覚えやすい例文を選び、丸暗記して覚えるようにしましょう。このとき日本語訳も同時に覚えるようにするのがポイントです。先に日本語訳を読み、声を出して例文を読み上げます。覚えたと思ったら実際にかいてみましょう。順番や使い方をマスターしたら他の言葉に当てはめていくつか例文を作ってみましょう。自分で例文を考えることによって理解がより深まります。
過去問題を解いて応用力をアップさせよう
受験に必要な英単語と英熟語、英文法を頭の中にしっかりいれたら、次に過去問題に挑戦します。高校入試用の過去問題を用意して、解けない問題やわからない単語があれば抜き出してまとめておきましょう。問題を何度も解くことで英単語力が上がり、英文読解力も上がります。最初は誰も過去問題を簡単に解くことはできません。しかし、何度も繰り返し学習しておくことで問題に慣れ、徐々に点数も上がっていきます。この問題に慣れるというのもとても大切なことなのです。また、高校受験は時間配分がとても大切です。わからない問題にてこずっていたり全体のスピードが遅かったりすると、すぐに時間オーバーになってしまいます。特に英語は時間が足りなくなる教科です。過去問題に慣れてきたらきちんと時間を計り、時間内にすべて解けるようにしておきましょう。
長文読解の解き方のコツは?
英語で高得点を取ろうと思うなら、避けては通れないのが長文読解問題です。過去問題をすべてこなしてしまったら、あとは長文読解をひたすら解く練習をしましょう。長文問題専用の問題集も売っているので活用すると便利です。英語は得点に長文読解問題が占める割合が多いので、長文読解力をつけると高得点に繋がります。長文読解は時間がかかると思われていますが、実は全部の英文を読む必要はありません。国語の問題と同じように、まずは問題文を読み、その問題文の答えが載っている英文を見つければいいのです。
リスニングで高得点を取るためには?
リスニングで点数を取るためにも、まずは全ての回答に目を通すのが大切です。先に回答を読むことで何に注目して聞くべきか理解することができ、優先的に覚えることができます。また、何度も問題を解いていくことで回答の傾向がわかりやすくなります。リスニング問題を解くときは、都道府県別の過去問題のリスニングを優先的にするようにしましょう。過去問題を繰り返し解くことで回答のパターンをつかむという勉強方法は英検などでも共通で使えるので覚えておきましょう。
英語は勉強時間がかかる教科!積み重ねが大切
英語は他の教科と比べて地道に勉強することが必要です。努力が嫌いな子どもや今まで英語の学習をサボってきた子どもは、ちょっと勉強してもすぐに点数が伸びることはありません。そのため英語の勉強が嫌いになったり、苦手意識を持ってしまったりすることも多いです。受験直前の中学3年生では問題集をできるだけ解いた方がいいのではと思い込みがちですが、まずは基本の英単語と英熟語をしっかり身につけることからはじめましょう。基本ができていないとどんなに他の問題を解いても覚えることはできません。1~2年生の場合、今のうちから一度習った英単語はその日のうちに確実に書けるようにしておくことが大切です。