志望校に合格するためには!受験勉強をいつから始めればいい?
初めての高校受験、大学受験。いつからどのように受験勉強をすればよいのか、不安だらけな人もいるでしょう。受験に成功するためには、目標をしっかり立てて達成に向かって着実に勉強を進めることが大切です。受験勉強を本格化させるタイミングや、それまでに準備しておくべきことを紹介します。ポイントをおさえて、前向きに受験勉強に取り組んでいきましょう。
高校受験生はいつごろから受験勉強を始める人が多い?
高校受験では、目指す学校のランクと自分自身の成績によって必要な勉強量が変わってくるため、一概にいつからとはいえません。志望校の偏差値と自分の学力が大きく離れていれば長期間の受験勉強が必要になりますし、合格安全圏内にいればさほど焦らなくても大丈夫でしょう。また、部活動に打ち込んでいる人は引退後にしかまとまった勉強時間をとれないことがあります。このように、自分の学力や生活スタイルを踏まえて受験勉強の開始時期を設定することが大切です。
目安としては、多くの人が夏休み頃から本格的に受験勉強を始める傾向があります。夏休みには部活動の引退や塾の夏期講習などがあるため、受験勉強を始めるのに適した時期といえるでしょう。ただし、あくまで重要なのは受験の時期までに志望校合格圏内の学力をつけることです。自分の現状と目標を踏まえ、受験の時期から逆算してスケジュールを組み、必要ならば夏休みより早い時期から受験勉強を始めるようにしましょう。忙しくて夏休みまでは本格的な受験勉強の時間がとれないという人も、まずは日々の復習を習慣化し基礎学力をつけるだけで、その後の受験勉強が有利になります。1日1〜2時間でもよいので、机に向かい勉強をする習慣をつけていきましょう。
夏休みからで間に合う?大学受験生はいつから受験勉強を始めるのか
大学受験では、中高一貫校と3年制の普通高校とで受験勉強を始める時期に違いがあります。中高一貫校では、普通高校より学習のペースが速い傾向があるため、高校2年生頃にはすべての単元の学習を終え、受験勉強を始めることが多いです。一方で普通高校では、高校3年生ですべての学習を終えて、受験勉強を始めるパターンが一般的です。受験勉強を高校1年生、2年生から本格的に始める必要は必ずしもありません。しかし基礎学力をしっかりつけ、学習を習慣化するためにも、1年生の頃から毎日コツコツ復習や定期試験対策を進めることが大切です。とくにセンター試験で高い点数をとるためには、基礎知識を身につけていることがカギになります。また、大学の二次試験や私大入試での難問を解くためには、あらかじめ基礎学力を鍛えた上で、応用問題に取り組む時間を受験前に十分確保することが重要です。さらに、受験勉強は集中力や忍耐力が求められるため、早いうちに勉強への苦手意識を克服し、机に向かう習慣をつけることが求められます。このような理由から、1年生からコツコツ基礎的な学習を進めることが大学合格への近道になるのです。
中には部活動などで忙しく、3年生の夏休み頃からしか本格的な受験勉強を始められない人もいます。夏休み頃からしか受験勉強を本格化できないと分かっている場合は、引退までは部活動に打ち込み、引退後すぐに受験モードに切り替えて勉強に挑む必要があります。
受験勉強で大切なこととは
目の前にある問題をがむしゃらに解くだけでは、効率的な受験勉強にはなりません。受験勉強で大切なのは、まず自分の状況を理解し目標達成までにどれくらいの勉強をしなければいけないのかを把握することです。「自分の状況」には、学力だけでなく部活動などの忙しさも当てはまります。自分がどのくらいの学力なのか、目標に到達するまでにどのくらい学力を上げなければいけないのか、勉強のために使える時間はどのくらいなのかを整理し、戦略的に勉強を進めていきましょう。また、受験勉強を本格化させるまでに、勉強方法を理解し固めておくことも重要です。自分のレベルに適した参考書や問題集を探し、自分にとって無理のない学習ペースはどんなものなのかを模索しながら日々勉強してみましょう。このように自分に合った勉強方法を確立しておくことで、受験勉強をスムーズに進めることができます。そして、自分が勉強をしやすい環境を用意することも欠かせません。部屋が散らかっていたり、空気が悪かったりするとなかなか勉強に集中できません。集中力を発揮できるよう部屋を整頓し、室温に気を配りましょう。また、どうしても自室で集中できない場合は、塾の自習室や図書館など環境を変えてみることもおすすめです。
目標を早めに立てて良いスタートを切ろう!
誰にとっても受験勉強は不安なものです。受験勉強を焦らず着実に進めていくためには、目標をしっかり立て、目標達成のために良いスタートを切ることが大切です。志望校のレベルと自分のレベルがどれだけ離れているかによって、必要な勉強量や勉強時間が変わってくるため、目標は早いうちに立てるようにしましょう。いつから受験勉強を本格化させるにしても、すぐ頭を受験モードに切り替えられるよう、1年生や2年生の頃から復習を習慣化させて自分に合った勉強スタイルを確立し、勉強に集中できるような環境を整えておくことがポイントです。