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英語の副詞はこれでOK!種類や用法を紹介

英語の副詞にはさまざまなものがあるため、頭の中が整理できず、苦手意識を持っている人が多いのではないでしょうか。副詞とは「名詞以外のすべてを修飾する言葉」です。名詞以外のすべてとは、「動詞、形容詞、副詞、文章」を指しています。副詞は、多品詞の修飾が可能なため用法が複雑そうに思われがちですが、その用法はある程度パターン化されています。つまり、そのルールを知ってしまえば、とても効率的に覚えることが可能です。今回は、副詞の基本的な働きや使い方のルール、効率的な覚え方などについて紹介します。

副詞の役割

英語における副詞とは、名詞以外を修飾する役割を持つ言葉です。形容詞は名詞を修飾するための言葉で、副詞は形容詞では修飾できない品詞を修飾します。つまり、副詞は形容詞や動詞などを修飾する役目を持っているのです。副詞は形容詞と異なり、単独では意味が成立しません。例えば、「hot(熱い)」「cold(寒い)」「beautiful(美しい)」などの形容詞は単独でも意味が成立します。ところが「very(とても)」「too(~すぎ)」「quite(かなり)」などの副詞は、それだけでは何を意味しているのかがわかりません。また、副詞は成立している文章に加えて使用するのが特徴です。
要するに、文章から副詞を削除しても、文章自体は成り立つのです。例えば、「This coffee is hot.(このコーヒーは、熱い)」とする完成された文章があります。副詞「very(とても)」を加えると「This coffee is very hot.(このコーヒーは、とても熱い)」になるのですが、副詞「very」があってもなくても文章自体は成立します。

修飾語の前につける副詞の意味

副詞の使い方は、その位置によって大きく2つに分類が可能です。修飾する言葉の前に置かれる場合と、後に置かれる場合とに分けられ、位置によって役割や意味が変わります。前に置かれた場合は、修飾する言葉を限定する役割を果たし、後に置かれた場合は、修飾する言葉を説明する役割を持っています。
まずは、前に置かれた場合についての説明です。例えば「This coffee is very hot.(このコーヒーは、とても熱い)」については、形容詞「hot」の前に副詞「very」があり、形容詞「hot」を限定していることになります。このように、副詞を修飾する言葉の前に置いて限定する用法には、主なものとして以下の4つがあります。
#程度を示す副詞
so:とても She is so happy.(彼女はとても幸せ)
too:~すぎる He is too bad.(彼は悪すぎる)
#頻度を示す副詞
sometimes:ときどき I sometimes play baseball.(私はときどき野球をする)
always:いつも She is always happy.(彼女はいつも幸せ)
#確信度合いを示す副詞
certainly:確実に I certainly go.(私は確実に行く)
probably:たぶん I’ll probably go to work.(私はたぶん仕事に行きます)
#態度・状況を示す副詞
happily:幸運なことに Happily, he did not die.(幸運なことに彼は死ななかった)
unfortunately:残念なことに Unfortunately this is wrong.(残念なことに、これは間違いである)

修飾語の後ろにつける副詞の意味

副詞が後に置かれた場合について説明します。この場合の副詞は、修飾する言葉を説明する役割を持っているのが特徴です。例えば、「I play soccer every Saturday.(私は毎週土曜日にサッカーをします)」については、副詞「every Saturday」は文の最後です。これは、サッカーをすることに関して、それがいつなのかを説明しています。つまり、すでに成り立っている文章を補足する役割をしているのがわかります。このように、修飾する言葉の後に副詞を置いて説明する用法は、主に以下の3つです。
#1.時を示す(いつか)副詞
yesterday:昨日 She met him yesterday.(彼女は昨日、彼に会いました)
tomorrow:明日 I will eat the dish tomorrow evening.(私は明日の夜にその料理を食べます)
#2.場所を示す(どこで)副詞
theater :映画館 I watched a movie in the theater.(私はその映画館で映画を鑑賞しました)
restaurant:レストラン I ate dinner at the restaurant. (私はそのレストランで夕飯を食べました)
#3.状態を示す(どんな)副詞
fast:速い This car runs fast.(この車は速く走る)
well:上手い He plays the guitar very well. (彼はギターをとても上手に弾く)

イメージとパターンを覚えれば副詞はカンタン!

副詞は形容詞に比べ、修飾することができる品詞が多いため、覚えるのが難しいと考えてしまっている人が少なくありません。確かに、名詞以外のすべてを修飾する役目を持っているため、単純に考えると複雑に思えてしまいます。しかし、上述したように用法については、大きく分けて前か後ろの2つのパターンしかありません。そして、副詞が補足するのは「いつ・どこで・どれくらい」など、文章を理解するうえで極めて基本的な内容といえます。
いくつかあるルールさえ覚えてしまえば、単純な組み合わせをイメージするだけで効率的に覚えることが可能です。副詞は、修飾語にしかなり得ないからこそ、文章に深みを与え、骨格に色を添えてくれます。副詞を理解する意義は、考えている以上に大きいといえます。

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この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
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