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英語は接続詞をマスターすれば読解力アップにもつながる!

文章と文章をつなげる役割を持つ言葉が接続詞です。日本語でいえば「しかし」や「そのうえ」などがあり、接続詞の使い方ひとつで文章全体の印象を左右することもあります。英語にも同様の役割を果たす接続詞があり、しっかり理解できていないと文章のつながりを誤解してしまうこともあるため注意が必要です。そこで、今回は英語の読解力を向上させるために接続詞の使い方をマスターする方法を紹介します。

接続詞とは

接続詞の役割は、複数の文章をつなげたり文章と文章につながりを持たせたりすることです。接続詞を使うときは、「どんな理由があってどういった結果になったのか」について文章の流れを意識して使うようにすると理解しやすいでしょう。接続詞にはいくつかの種類があり、順接、並列、逆説、対比など使い方もさまざまです。日本人が英語を話すときは、つい単語を並べるだけになったり文章が細切れになったりしてたどたどしくなりがち。接続詞を使って複数の文章を組み合わせるようにすると会話の流れがスムーズになります。接続詞は、会話や文章の理解を深めるために重要なポイントとなるのです。

等位接続詞の役割

等位接続詞とは、語と語、句と句、節と節を結びつける接続詞です。and(そして、それゆえに、~と)や、so(だから)、also(そのうえ)などがあります。基本的には原因があって結果があるという流れで使うことが多いですが、andを使うと同列の文章をつなげることも可能です。

例文1:I found a watch and I reported it to the police.
(私は腕時計をみつけた、そしてそれを警察に届けた)
例文2:Taro and Joy are college students.
(太郎とジョイは大学生です)
例文3:She had a stomachache , so she was absent from school.
(彼女はお腹が痛かった、だから学校を休みました)
例文4:I like cookie. I also like chocolate.
(私はクッキーが好きです。そのうえチョコレートも好きです)

対比接続詞の役割

対比接続詞とは、前の文章の内容と、あとの文章の内容が対比関係になるときや選択するときに使う接続詞です。よく使われているのはor(AかB、AあるいはB)や、nor(AもBも~ない)です。比較的シンプルで分かりやすい接続詞なので、一度覚えてしまえば使い方はそれほど難しくありません。

例文1:Which do you like better, sushi or tempura?
(すしか天ぷら、どちらが好きですか?)
例文2:It is neither hot nor cold.
(暑くもなし寒くもなし)

対立・逆説接続詞の役割

対立・逆説の接続詞は、前の文章と後の文章をつなげることには変わりありませんが、前の文章に対して後の文章が相反する内容になっているのがポイントです。前半の文章が否定的な場合は、「だが」「しかし~」と続けることによって譲歩の意味にもなります。but(しかし)、though(しかし)、although(~だけれども)、however(けれども、しかしながら)、whether or(~であろうと)などがありますが、一番くだけた表現がbutで会話の中で多く使われています。逆にかしこまった言い方のときはhoweverが使われることが多く、こちらは文中で使われることの多い接続詞となります。例文を確認してみましょう。

例文1:I like playing piano , but I do not have a piano.
(私はピアノを演奏するのが好きだけどピアノを持っていません。)
例文2:Even though we are poor, we are happy.
(貧乏だけど幸せだ)
例文3:Although it is a very difficult task, I will do my best.
(大変難しい仕事ですが最善を尽くします)
例文4:However , I am worried.
(しかし、私は心配です)
例文5:Whether he comes or not, I will go.
(彼が来ても来なくても私はいきます)

文章の意味としてはほとんど変わりませんが、TPOに合わせた接続詞の使い方ができるようにすると英語力が上がります。

条件を表す接続詞の役割

条件を表す接続詞とは、「もし明日晴れたら運動会だ」や「早く起きないと遅刻する」というように、AだったらB、AでなければBとなる条件を表すときに使う接続詞です。if (もし~なら)、unless(もし~でなければ)、as long as(~である限り)、without (~でなければ)などがあります。片方の文章に対してもう片方の文章が補う形になるため、従位接続詞とも呼ばれています。条件を表す接続詞は数が多いため、やっかいですが例文を多く読んで使い方に慣れておきましょう。

例文1:If you cancel the athletic meet When it rains.
(もし雨が降ったら運動会は中止です)
例文2:You won’t be in time unless you run.
(走らなければ間に合わない)
例文:As long as I am alive.
(私が生きている限り)
例文:Without thinking anything.
(何も考えずに)

理由や原因を表す接続詞の役割

理由や原因を表す接続詞は、because(~だから)が一般的ですが、他にもas(~だから)、since(~だから)、for(~だから)、now(今は~だから)などがあります。因果家計がはっきりした文章の場合becauseが使われ、誰もが当たり前と感じるような事柄に対してはsinceが使われることが一般的です。forは補足的に使う場合が多く、asは多くの場面でマルチに使用できる接続詞です。違いを確認してみましょう。

例文1:I cried because I was moved.
(感動して泣きました)
例文2:As I was ill , I will not go to school.
(病気だから学校は休もう)
例文3:Since I’m sleepy, I’m going to sleep.
(眠いから寝ます)
例文4:Stop crying , for God’s sake!
(お願いだから泣き止んで!)
例文5:I am talking now.
(今は私が話しているのだから)

文章をどうつなげる接続詞なのかを押さえておこう!

接続詞にはいろいろな種類があります。しかし、文章と文章をつなげるものということに変わりはありません。接続詞の活用は英作文を得意にするためには避けては通れないところなので、使い方に慣れることが大切です。接続詞にはどのような種類があり、文章をどう構成すれば良いかなど、最初はとまどうかもしれませんが、接続詞の役割を理解することによって、接続詞と文章の理解が進みます。例文をできるだけ読んで活用方法をチェックしておきましょう。

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この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
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