コツはイメージで覚えること！押さえておきたい前置詞一覧

英語の前置詞を勉強していて、違いが分かりにくくて困っているという人は多いのではないでしょうか。前置詞は、名詞の前に置いて時や場所、方向などを表す言葉として使います。数が多いうえ使い方も複数あるため、名詞や形容詞に比べて覚えるのが難しいですよね。しかし、前置詞が持つイメージと一緒に覚えるようにすれば、迷ったときも答えを見つけやすくなります。そこで、今回は良く使う前置詞の基本的な意味や用例をまとめて紹介します。

inの使い方

“inを使うときは、「空間的な広がりの中にいる」というイメージを意識して使うことがポイントです。例えば、「日本中で」というような大きな空間を表すときもinを使って「in Japan」といいますが、「ポケットの中」のような小さな空間であってもinを使って「in the pocket」となります。このように、大きさの大小にかかわらず、空間の中にある場合はinを使って表します。
また、「in Tokyo（東京で）」のように場所を表す場合や、「in 2018（2018年）」、「in May（5月）」、「in the morning（午前中に）」などのように、比較的長い時間や期間を表すときにも使います。さらに、「in the hat（帽子をかぶった）」「in tears（涙ながらに）」などのように状態を表すときにも使われるので覚えておきましょう。
“

onの使い方

onはinと使い方について悩むことが多い前置詞です。inが空間を表すイメージに対して、onは平面のうち1点が接しているというイメージで考えます。例えば、ケーキが1つある場合、箱の中にケーキがある場合にはinを使い、お皿の上にケーキが乗っている場合はonを使うといった具合です。inが「～の中に」、というイメージだとしたら、onは「～の上に」となります。ただし、壁に接している場合などにもonを使うため、必ずしも上に乗っているときだけonを使うわけではありません。
あくまでも、そのものが何かに接している場合はonを使うと覚えておきましょう。また、inが季節や年などの長い期間を表すのに対して、onは「on Saturday（土曜日に）」のように、日付や曜日などを、特定の日を指す場合に使います。

atの使い方

“atも時間と場所を表す前置詞ですが、inやonよりさらに狭く小さい点のイメージです。場所を表すときに使う場合は、「地図上のこの位置にいる」という感覚で使うことが多く、「at station（駅にいる）」「stay at home（家にいる）」というような感じで使います。同じ場所を表す場合でも、inは空間、onは面、atは点を表すと覚えておきましょう。
さらに、時間を表す場合、atはinやonと比べてさらに短い時間やタイミングを表すために使います。atが使われる代表的なものとしては、時計が示す時間（at 12:30）や、宗教的なお祭り（at Christmas）、食事の時間（at breakfast）などです。このほかにも、「at noon（正午に）」や「at first（最初に）」、「at the weekend（週末に）」などがあります。
“

forの使い方

forは、目的に向かって進んでいる（まだ到着していない）というイメージを持つと分かりやすい前置詞です。forには多くの意味があるため、主要なものを覚えておきましょう。目的を表すforは「～のために（例：for sale販売のための）」という意味を持ちます。方向を表す場合は「～に向かって（例：He left for Tokyo彼は東京に向けて出発した）」、距離を表す場合は「～に渡って（例：for two blocks2ブロック先）」などです。
さらに、期間を表す場合は「～の間（例：for 10 years10年間）」となり、原因や理由を表す場合は「～のために（例：for this reasonこのために）」と訳します。また、forは「心が動く」というイメージで賛成の意味を持ちます。「I am all for it（私はその意見に大賛成です）」よく使われるforの使い方のひとつとして覚えておきましょう。

toの使い方

toは、「目的地に向かって進み、最終的に到着する」というイメージを持ちます。例えば、目的地に到着するという場合の使い方は、「I go to school（私は学校に到着した）」などです。また、移動を表すときは、「I lend this book to my friend.（私は友人にこの本を貸します）」などのように使います。さらに、時間を表す場合にもtoを使って表現することができます。「It is 10 minutes to 7（7時まであと10分）」こうした使い方も知っておくと便利です。toは、人や物、動作が何らかの動作を伴って動く場合に使うことができると覚えておきましょう。

前置詞をマスターして英語を使いこなそう

前置詞は、文章を作るうえで必要不可欠なものですが、一覧にしてみると30種類以上もあるため、すべてを暗記して覚えるのは容易ではありません。これまでは一覧表を暗記に頼って覚えていた人も多いのですが、基本イメージを覚えておくと、暗記に頼るよりもぐっと身近に感じられるようになります。前置詞をうまく使いこなせるようになると、文章の読解や熟語の穴埋め作業、英作文など、あらゆる場面で役立ちます。使い方に迷ったときは、基本イメージを思い浮かべながら使ってみましょう。きっと苦手意識をなくせますよ。

参考元URL

“1段落：【Langland】英語の前置詞のイメージhttp://www.langland.co.jp/english/column/english-column15.php
2段落：【DMM英会話】前置詞はイメージで覚えよう！inは「空間」onは「面」、toやforは･･････？https://eikaiwa.dmm.com/blog/39636/”

この記事の監修者