緊張するテスト前日！勉強法や過ごし方について紹介

テスト前日は、翌日のテストが不安で緊張する人も多いのではないでしょうか。なかには、ラストスパートをかけるために、深夜まで勉強をがんばるという人もいるかもしれません。しかし、がんばるあまり当日寝不足になって、実力を発揮できないと本末転倒です。テスト前日ほど、効率よく勉強を進めていかないと、せっかくの時間を無駄に過ごしてしまうことになります。そこで、今回はテスト前日の効果的な過ごし方について紹介します。

まだまだ成績を上げたい！テスト前日はどんな勉強を行うべき？

テスト前日は、次の日実施されるすべての教科の見直しを行います。今まで勉強してきた内容がきちんと身についているかしっかり確認しておきましょう。基本的には、各教科の復習を中心に行うようにしますが、1日で複数の教科の見直しを行うため、効率よく勉強していくことが必要です。時間のロスをなくすために、教科別の「苦手ノート」を作成しておきましょう。苦手ノートとは、復習をしていく中で間違った問題や自信のない問題をまとめた自分だけの復習用ノートのことです。
時間がないときでも、ノートを見直すだけで効率よく勉強することができます。また、同じ問題を何度も解くことで理解が深まり、記憶の定着につながります。とくに、テスト前に配られたテスト対策用プリントやワークなどは、実際にテストに出題される可能性が高いため、確実に解けるようにしておきましょう。
テストでよくあるのが、わかっていたのに時間が足りなくて書けなかったという失敗です。これは、時間配分ができていなかったことが原因のひとつです。ワークや過去問題などをやるときは、テスト形式で時間を図りながら取り組むようにすると、時間配分をうまく行えるようになります。

暗記系の勉強はいつ頃やると効果的なのか

社会や理科、英単語、漢字など、とにかく覚えることが多い暗記系の勉強は、苦手と感じる人も多いのではないでしょうか。実は、記憶の定着は寝ている間に行われるので、暗記系の勉強は寝る直前に行うのが効果的です。徹夜で勉強するのは記憶の定着を妨げ、かえって逆効果になるので注意しましょう。効率よく暗記するためには、五感をフルに使って覚えることが大切です。暗記をするときに目で見て覚えようとしても、実際には覚えていなかったという経験はないでしょうか。
ものを覚えようとするときは、目で見るだけでなく声に出してみたり、文字を書きながら覚えたりするなど2つ以上の動作を行うことで記憶の定着につながります。また、暗記が失敗する理由のひとつに、飽きてしまうことがあります。同じ科目ばかり続けてやると飽きてしまい、集中できなくなるのです。授業と同じようにある程度科目ごとに時間を決めて取り組み、飽きないような工夫をしてみましょう。例えば、漢字を覚えた後は古文の用語を覚えたり、現代文の言葉の意味を覚えたりするなど、同じ教科の中でも異なるものを覚えることで気分転換にもなります。
残念ながら、人は一度覚えたと思ったことでもすぐに忘れてしまいます。それは、ある程度しかたのないことなのです。しかし、同じことを繰り返して覚えることによって、記憶が定着します。そのため、確実に覚えたいことは定着するまで何度も勉強しましょう。短時間でも集中することが大切です。とくに、一度間違えたところはしつこいくらいに復習して覚えるように心がけましょう。

テスト前日まで勉強をしていなかった！どんな勉強をするべき？

テスト前日まで全く手をつけずに、「テスト前日になって焦っている」という人もいるかもしれません。しかし、いまさらやっても無駄と諦めてしまうのは早すぎます。なぜなら、たとえ1日でも、勉強をするとしないとではテストの結果に大きく差が出てしまうからです。ひとつの教科に時間をかけられないぶん、確実に点数をとりにいくことに集中しましょう。勉強する内容は、テストに出題される可能性が高い基本問題に絞ります。
このさい出るか出ないかわからない応用問題は諦めてもかまいません。ただし、基本問題は確実に解けるように、むらなく勉強しておきましょう。とくに、英単語や漢字、社会の用語、理科の化学式などを覚えることは、短時間の勉強でも点数アップに効果的です。社会や理科の重要用語は、きちんと漢字で書けるように何度も書いて覚えるようにします。テストの場合は減点で済む場合もありますが、入試だとそのまま間違いとして扱われてしまう可能性もあります。時間がないときは、効率よく重要ワードに絞って、全科目をまんべんなく勉強することが大切です。

しっかりと睡眠を取ってテストに備えることが大事

テスト前日は緊張や焦りからも、ついつい詰め込み学習をやりたくなります。しかし、普段から授業を真面目に受けて、コツコツと予習や復習をやっておけば、前日になって慌てることもありません。それどころか、不安や緊張を感じていると頭がパニックになってしまい、普段より実力を出せないこともあります。テストは日頃の勉強の成果があらわれます。テスト前だからとあまり焦らずに、リラックスすることも大切です。テスト前日はとくに、消化の良いものをしっかり食べて体調を整え、十分な睡眠を取るようにしましょう。ベストの体調でテストにのぞむことが、一番大切です。