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小学生から育てよう!国語に必要な思考力を伸ばす方法!

読書の時間に比べて、ゲームをする時間や動画を見る時間のほうが多い子ども達。今そうした環境の中で育った小学生の、国語力の低下が危惧されています。国語力をアップさせるためには、考える力である思考力を磨くことが欠かせません。しかし、具体的にはどのような方法で磨いていけばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、小学校のうちから高い思考力を育てる方法を紹介します。

国語における思考力とは?

国語力と言えば、「読む力」「書く力」「話す力」などが取り上げられますが、そのすべてを支える力となるのが、「論理的思考力」です。論理的思考力、というと少し難しく思うかもしれませんが、「たどる力」「言いかえる力」「くらべる力」の3つの力から成り立ちます。たどる力とは、過去にさかのぼって、因果関係を整理する力であり、言いかえる力とは、抽象的なものや分かりにくい物事を分かりやすく整理することのできる力です。また、比べる力とは2つ以上のものを見比べて共通点や違いを指摘する力のことです。これらの3つの力が論理的思考力であり、論理的思考力を伸ばすことで「読む力」「書く力」「話す力」の能力向上につながります。

思考力が低下している原因

思考力が低下している原因のひとつとして取り上げられているのが、家庭内での会話の減少です。昔は家庭の中におじいちゃんやおばあちゃん、兄妹など、たくさんの世代が混じり合って生活していました。しかし、核家族化や女性の社会進出、少子化の影響などによって家庭内で小学生がひとりで過ごす時間が増え、家族と会話をする機会が少なくなってしまったと考えられています。人と話をすることは、想像力を掻き立て、自分が実際に行っていないできごとを疑似体験する貴重な経験となります。また、本の読み聞かせで本の内容について想像したり話したりすることは、子どもの知的好奇心を刺激し、読解力を育みます。こうした機会が少なくなってしまうと、想像力の欠如や共感力、情緒力に影響を与える恐れがあるのです。

 

さらに、携帯電話やインターネットなどによるSNSの普及も、思考力の低下の原因と言われています。メールを始めたとしたSNS上のコミュニケーションは言語能力のみに頼りがちです。実際に対面で表情を読み取ったり、声の調子で相手の気持ちを読み解いたりといったコミュニケーション能力を使うことができません。こうした文字だけのつながりは、コミュニケーション能力の低下につながり、共感力や情緒力といった国語力に欠かせない能力を低下させてしまいます。

思考力を伸ばすための方法

思考力を伸ばすためには、様々な経験を数多く積むことが重要です。五感をフルに使って頭で、体で感じたことすべてが、糧となります。とはいえ、限られた時間の中で数多くの体験を積むことは大変です。そんなときには、本を活用してみましょう。現実には体験できないような波乱万丈な経験や、ありえないような冒険の旅も本の世界では可能です。知識を磨き、想像力を掻き立てるような本をたくさん読むことが思考力の向上につながります。

 

また、子どもとの会話をおろそかにしないことも大切です。忙しいからと途中で話しを遮ったり、一方的に親の考えを押し付けたりしていないでしょうか。思考力を伸ばすためには、自分がどう感じ、どう考えるのかを伝える機会を多く持たなければいけません。話の内容を相手に分りやすく伝えるには、普段どれだけ会話をしているかが大きく関わってきます。子どもとの会話を大切にし、会話によるコミュニケーション能力を磨くことで思考力を育てましょう。
家庭内で一日のできごとを話したり、読んだ本の内容を話し合ったりすることは、子どもの発達にとってかけがえのない経験となります。単に勉強をやりなさいというのではなく、普段の生活から思考力を伸ばす種を探しましょう。

思考力を伸ばすためのコツ

子どもがのびのびと思考力を育てるためには、子どもの意見を尊重し、たとえ間違っていても頭ごなしに否定しないことが大切です。どうしてそう考えるようになったのか、自分ならどう思うのかなど、子どもと一緒に考える姿勢を持ちましょう。親が子どもと一緒になって学び、自由な発想を促すことで、子どもの思考力を伸ばします。このとき大切なのは、答えをすぐに教えないことです。国語の勉強は特に、考えて答えを導き出す作業が重要となります。正しい答えを教えるのではなく、どのように考えたら良いのか話し合うなかで、子ども本人が答えを導き出せるようにしましょう。

思考力は日々の生活で伸ばす!

思考力は日々の生活の中で育ちます。毎日の何気ない会話や経験こそが思考力を育む糧となるからです。子どもの自由な発想やアイデアは素晴らしいものです。面白いもの、楽しいことを考えるとき、子どもの想像力は膨らみます。友達と元気に遊ぶこともコミュニケーション能力を育てているのです。子どもの持つ力を伸ばすためには、こうした環境を整え、支えることのできる家族のサポートも大切です。日常生活を通して小学生から想像力を伸ばし、コミュニケーション能力を高めることで思考力のある子どもに育てましょう。

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この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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