個別指導塾と集団塾どっちがいいの?個別指導塾のメリットとは
塾選びをするときに、個人指導塾と集団塾ではどちらがいいのか悩むこともあるのではないでしょうか。そもそも、個人指導塾と集団塾の違いがわからないという保護者も多いかもしれません。塾選びは子どもの進学先にも影響を与える大切な決断になるため、子どもの学力をしっかり伸ばしてくれる塾を選びたいと思いませんか。そこで今回は、個人指導塾と集団塾の違いと個人指導塾に通うメリットについてご紹介します。
塾には2種類がある!個別指導塾と集団塾の違いとは
学習塾には現在個別指導塾と集団塾の2種類の塾が存在します。個別指導塾では講師ひとりに対して生徒が1人から数人で対応しており、生徒ひとりひとりに対して生徒の時間や苦手科目に合わせてオーダーメイドでカリキュラムを組んで指導していきます。一方で、集団塾は講師1人に対して生徒が10人から30人程度となっており、年間を通して決められたカリキュラムに沿って授業が進行しています。双方にメリット、デメリットがあるため、どちらの塾に向いているかは生徒の個性によって見極め、選ぶのが大切です。
集団塾に向いているのはこんな子ども!
集団塾は基本的に各教科のプロの講師がその教科の指導を行います。通常の授業の予習復習をしっかり行うことで学校での定期試験対策に力を入れる一方で、目標を入試に定めてカリキュラムを組み、5教科をまんべんなく学習するシステムを採用しているところが多いようです。多くの集団塾が学力別のクラス編成を行っており、同じ目標を目指す者同士が切磋琢磨することによって闘争心を育て、飛躍的に学力アップすることも期待できます。また、個別指導塾に対して授業料が多少安いというメリットもあります。塾によって1教科からの受講が可能なところもあるので、少しでも塾費用を抑えたいという人にはメリットも多いのではないでしょうか。
集団塾のデメリットとは?
一方で、集団塾は講師1人に対して生徒が10~30人となっており、学校教育の現場とかわらないシステムです。学力レベルはある程度合わせてあるとはいえ、中には授業の進み方についていけない生徒や、分らないところがあっても講師に質問しにくいというデメリットもあります。元々の学力が高く、積極的に質問できるような性格であれば飛躍的に伸びる可能性もありますが、一度ついていけなくなるとそのままついていけなくなる恐れもあります。もちろん成績が落ちてしまった子供に対する救済措置も考えられており、補習授業や授業時間以外の質問も受け付けてもらうことが可能ですが、授業がよくわかっていない生徒や理解が遅い生徒、引っ込み思案な性格の子どもにはそもそも集団事業が向かない場合もあります。成績が落ちないまでも塾にはただなんとなく行っているだけで活用できていないケースもあり、子どもにとって本当に塾に行っているメリットがあるのかどうか判断しにくい場合もあります。また、あらかじめ曜日と授業時間が決められており、塾の授業時間に合わせて行動が制限されるというデメリットもあります。部活が忙しい場合や習い事をしている子どもの場合塾の授業時間に合わないと両立が難しいケースも出てきます。
個別指導塾のメリットとは?
個別指導塾では個人に対して講師が直接指導を行います。そのため、その生徒の学力や苦手な箇所を中心にした、きめ細かく丁寧な指導を受けることができます。カリキュラムの柔軟性が高いので、一人ひとりに合わせた科目の選択や変更が可能となっており、得意な科目をより伸ばしたり、苦手な科目を徹底的になくしたりといった生徒の希望に応じた学習をすることもできます。学力に自信のない子どもや自分のペースで主体的に学習を進めたい子どもにも向いています。曜日や授業時間を選ぶことができるので、習い事や部活との両立も容易です。部活に力を入れている、地元のスポーツクラブに所属しているなど塾以外の活動に力を入れている場合も柔軟に対応できる個別指導塾がおすすめです。
個別指導塾のデメリットとは?
個別指導塾では講師1人に対して生徒1人から4人ほどとなりますが、個人指導塾でもこの指導形態に応じて大きな差が出ることが特徴です。マンツーマン(1対1)の場合は講師が完全につきっきりで指導してくれる一方、あまり自分で考える時間がとれないこともあります。1対3以上になると、人数は少ないものの集団授業とあまり差のない授業形態になることもあります。大人数は不安なのでなるべく少人数で授業を受けたいという生徒に向いています。1対2の場合は問題を解く、解説を行う、質問をする、という一連の流れを生徒2人が交代で行います。解説・質問を片方の生徒に行っている間にもう片方の生徒が問題演習をすることで、自分で考える時間をしっかりと取ることができます。1対2ならすぐに答えを教えてもらうのではなく、自分で考える力を身につけることができるのが特徴です。塾選びは子どもの個性を見極めてその子にあった塾を選ぶことが大切です。