【小学生】勉強についていけない!原因と解決法を解説
小学生の子どもをもつ親が抱える悩みの一つに「子どもが勉強についていけない」というものがあります。
何とかしてあげたいという気持ちはあるものの、何をどうして良いかわからずに悩み続けていませんか?
小学生での勉強のつまづきは、中学生や高校生になった時の学力に大きく影響を与えてしまいます。
放っておくと、勉強についていけないまま、いつのまにか高校受験を迎えるということにもなりかねません。
しかし、そのような心配は、原因を把握し、親が最大限にサポートしてあげることで解消することができます。
今回は、小学生の子どもが勉強についていけない理由とその解決法についてまとめました。
この記事で紹介する親ができることを実践し、子どもが勉強についていけない状況を乗り越えましょう。
1.勉強についていけない原因・理由
子どもが勉強についていけない原因や理由は単一なものではなく、いくつかの要因があります。
ここでは小学生が勉強についていけない原因を紹介します。まずは自分の子どもの原因を特定しましょう。
1-1.授業に集中できていない
子どもが勉強についていけないのは、学校の授業に集中できていないという原因が考えられます。
学校の授業に集中せず、頭の中では別のことを考えていたり、クラスメイトとお喋りをはじめてしまったりすると、もちろん勉強は定着しません。
小学生の授業時間は1コマ45分ほどなので、特に小学校低学年の子どもにはずっと集中し続けることが難しいかもしれません。
また、子どもによっては黒板を書き写すことに集中してしまい、先生の話を聞くことができていないこともあるでしょう。
このように、学校といえど、子どもが集中力を持続できる環境というわけではないのです。
1-2.内容を理解できていない
勉強の内容を理解できていないと、学校の授業についていけなくなるのは必然です。
小学1年生までは勉強も簡易的なものですが、進級するにつれて内容は次第に難しくなっていきます。
勉強が難しくなると、授業を理解するのも大変になってきて、いくら集中していても勉強が定着しません。
特に深刻なのが、問題の意味がわからない、教科書や参考書を読んでも何も理解できないという状況です。
この状況では勉強に対して一向に前に進むことができないため、問題を理解するための読解力も上げていく必要が出てきます。
1-3.勉強が面白くないと感じている
勉強が面白くない、やりたくないと感じている状況だと、もちろん集中や理解することができず、次第についていけなくなります。
勉強が面白くないと感じてしまう背景には、やはり勉強が理解できないことや問題が解けないということがあるかもしれません。苦手なものを面白いと感じる人はいませんよね?
勉強に対して後ろ向きな状況では、先生の授業を集中して聞くことはできないでしょうし、理解しようと努めることもしないでしょう。
そういった悪循環が生じ、勉強についていけなくなってしまうのです。
2.勉強についていくために学習習慣をつけよう
ここまで勉強についていけない原因や理由について解説してきました。
では、子どもが勉強についていくためにはどうしたらいいでしょうか?
まずは「学習習慣」を身につけさせることが大切です。
なぜなら、学校での勉強は日々進んでいき、待ってはくれないからです。毎日のように学習する習慣がなければ、どんなに集中しても理解度が上がっても、勉強についていけなくなります。
例えば、学校の授業でついていけない時があっても、復習をするという学習習慣があれば、次の授業の内容を理解できるようになるはずです。
また、事前に予習するという学習習慣があれば、学校の授業が理解できず、勉強についていけないということを妨げることができます。
学習習慣がつき、勉強についていけるようになれば、次第に学力は上がっていくでしょうし、勉強に対するネガティブな気持ちも薄れていくのではないでしょうか。
このように、学習習慣をつけるということは、勉強についていくための根幹ともいえるものです。
子どもが勉強についていけない状況に陥っている場合、できないことを叱ったり注意したりするのではなく、学習習慣をつけさせるような取り組みが有効となります。
3.親ができる3つのこと
子どもが勉強についていけない状況を、子ども任せや学校任せでは解決することができません。
親ができることはしてあげて、子どもと二人三脚で勉強の悩みを解決していく必要があります。
ここでは、親ができる子どもへのサポートを紹介するので、ぜひ実践してみてください。
3-1.褒めてあげる
親ができることで最も大切なのは「子どもを褒める」ことです。
勉強についていけない原因・理由として「勉強を面白くないと感じている」をあげましたが、これは褒めることで解消することができます。
勉強を面白くないと感じる要因には、勉強が苦手であることや勉強ができないことに対してネガティブな感情を持っているなどがあげられます。
この後ろ向きな状態では、中々勉強する習慣は身につかず、勉強についていけないことに繋がっていきます。
そこで、子どもを前向きに勉強させるために、親が子どもを褒めて自己肯定感を高めていくことが重要です。
子どものちょっとした勉強の成果でも褒めてあげることで、「自分はやればできるんだ」という自信を持たせましょう。
わからないことが多くあっても、少しずつの成長を親が承認してあげることで、子どもも一歩ずつ前向きに勉強をしていくようになるかもしれません。
そうすることで、学習習慣が身につき、勉強についていける土台をつくることが可能です。
例えば、テストの点数がそんなに高くなくても、前回の点数より1点でも上がっていれば褒めてあげましょう。
日々の学習においても、問題が解けていたり、勉強に集中する時間が伸びていたら積極的に褒めましょう。
3-2.つまづいている箇所に気づいてあげる
子どもが勉強についていけていない場合、何かしらの単元でつまづいているはずです。
学校はどうしても集団授業になるので、それぞれの生徒が何につまづいているのか把握することは難しいです。
そのため、家庭内で親が気づいてあげることで、子どもの勉強を手助けすることができます。
むしろ、親にしかできないことだと思った方が良いでしょう。
注意すべき点としては、それぞれの教科の単元を親が把握することです。
例えば、算数がついていけていないということを把握してもあまり意味はありません。
具体的には、分数と整数のかけ算ができていない、立体の体積ができていないなど、細かく把握してあげる必要があります。
どの単元ができて、どの単元ができていないかを把握しないと、つまづいている要因を特定できず、最適な解決へ導くことができないためです。
学校の教科書や参考書を見ると、教科の単元が明確にわかるようになっているので、まずはそちらを一読することをおすすめします。
3-3.勉強が分かる、楽しいと思えるようにサポートする
勉強についていけない状況を解決するには、やはり勉強が分かる状況にしてあげることと、継続できるように楽しませて勉強させる必要があります。
勉強が分かるようになるためには、参考書や塾などの環境を提供してあげると良いです。
子どもが一人頭を悩ませても勉強についていけない状況を解決することはできません。
そのため、勉強を補助する参考書を与えると効果的です。
しかし、子どもは与えるだけでは自発的に取り掛からず、親から参考書を用いた勉強のサポートをしてあげる必要があります。
参考書の内容を少し解説してあげるだけでも、子どもの理解の手助けになります。
また、親が子どもの勉強を見る時間が取れない、参考書では限界がある、という場合には塾に通わせることも視野に入れましょう。
塾であれば、学校以上の指導と個別的なサポートを受けることができます。
そして、勉強が継続できるように、勉強が楽しいと思えるようなサポートをしましょう。
子どもが勉強を楽しいと思える時はテストで良い点数を取ることができ、自分の成長を感じる時です。
親ができることとして、学校のテストを記録しておき、グラフで推移がわかるように示してあげると良いでしょう。
または、日々の学習でミニテストを実施し、それを記録しておくのも良いかもしれません。
ちょっとした点数の伸びでも、自分の成長を実感できれば、勉強に前向きに取り組めるようになるはずです。
4.まとめ
小学生の子どもが勉強についていけない理由とその解決法について解説してきました。
子どもが勉強についていけない状況を解決するには、学習習慣を身につけさせ、親の方で細かいサポートをしてあげる必要があります。
とはいえ、親ができるサポートに限界を感じた時は、塾に通わせるということも一つの手立てです。
子どもが勉強についていけない、頑張ってサポートしているが成果が出ないとお悩みの方は、ぜひベスト個別指導学習会の個別指導を体験してみてください。
「学ぶ楽しさに気付かせ、自ら伸びていける人間を育てる」という理念のもとに作り出したベスト式個別指導法で、お子さんの勉強をサポートします。
無料体験授業・個別説明会お申し込みはこちら