メリット一杯！群馬県の大学付属高校をまとめて紹介！

高校を選ぶときに、内部進学が可能な大学があるというのは大きなメリットのひとつです。内部進学を目指す場合、将来なりたい職業や夢の実現に向かって早いうちから準備ができ、資格取得を積極的に行うことができます。また、成績優秀者や外部進学を希望する生徒には、内部進学だけでなく外部大学への進学を積極的に勧めている学校がほとんどです。そのため、付属大学のある高校に入っても自分の可能性を狭めることなく、逆に幅広い選択肢から将来の進学先を選ぶことができます。そこで今回は、群馬県内の大学付属高校をまとめてご紹介します。

大正13年に高崎実践女学校として創立し、平成6年に高崎市立女子高等学校から高崎経済大学附属高等学校として生まれ変わった、市立の全日制男女共学校です。
・校訓・教育方針
校訓は「自主自律」と「自学自習」を、教育目標は「社会のために、そして自立的に生きるために必要な力を持った生徒を育成する。」を掲げています。
・学科・授業の特色
普通コースと芸術コースがあり、芸術コースは音楽系と美術系に分かれています。普通コースには通常授業のほかに「オナープログラム」を実施しています。オナープログラムとは、自然科学（科学技術）や社会科学などの学問分野に興味のある生徒を対象として、体験学習を中心としたプログラムを学ぶクラスです。文系と理系に各1クラス設置されており、大学との連携事業や企業、社会施設での研修などを通してキャリア教育を行っています。
・資格・進路
高崎経済大学をはじめ、群馬大学などの地方国立大学や中堅私立大学への進学者が多い学校です。なかでも、トップクラスの生徒は東北大学や筑波大学をはじめとする国公立大学や早稲田大学や慶應大学などの有名私立大学へ進学しています。
・そのほか（部活動・行事・イベントなど）
陸上競技では全国制覇の経験を持ち、毎年多くの生徒が優秀な成績を残しています。野球部、サッカー部も強豪校として有名で活発な活動を行っています。
・学校までのアクセス
〒370-0081群馬県高崎市浜川町1650-1
最寄り駅はJR信越本線北高崎駅です。（※1）

共愛学園高等学校は、明治21年にキリスト教主義の人格教育を取り入れて創立した中学・高校・大学を通した一貫教育を行う学校です。地域と世界の両方に目を向けて、海外留学などを進めるグローカルな国際理解教育や英語教育に力を入れています。女子校でしたが、2001年には共学化し、男子生徒の数も年々増加しています。
・校訓・教育方針
「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」という聖書の言葉に基づいて「共愛」と名付けられた学校です。「キリスト教主義教育の実践」「人格教育の実践」「一貫教育の実践」「英語教育の実践」を4つの柱として教育を行っています。
・学科・授業の特色
英語科・普通科を合わせた4つのコースがあります。「普通科特進コース」と「英語科特進コース」は難関国公立や有名私立大学への現役合格を目指すコース。「普通科進学コース」は希望進路への進学を目指すコースです。「英語科進学コース」は資格取得支援と海外互角研修で英語力をアップさせ、有名文系私立大学進学を目指すコースです。
・資格・進路
群馬大学、群馬県立女子大学、お茶の水女子大学などの国公立大学から、青山学院大学、国際基督教大学、同支社大学などの有名私立大学へと多数の合格者を出しています。
・そのほか（部活動・行事・イベントなど）
部活動では中学生と高校生が一緒に活動し、部活動を通じて学年を越えた深いつながりが生まれています。サッカー部や水泳部、陸上部などが県内外の大会でも活躍をしています。
・学校までのアクセス
〒379-2121群馬県前橋市小屋原町1115-3
上越新幹線・高崎線/高崎駅で乗り換え、両毛線駒形駅から徒歩約10分です。（※2）

東京農業大学第二高等学校は、学校名に「農業」とついていますが、実際に農業科はなく、普通科のみの進学校です。偏差値、進学率ともに私立で県内トップクラスの学校です。
・校訓・教育方針
教育方針として「何事にも主体的に取り組める人材の育成」を掲げており「国内はもとより国際社会でも活躍しうる有為な人材の育成」を目標としています。また、観念論を排除して実際から学ぶ姿勢を重視した「実学主義」を教育理念としており「実践するために学ぶ」ことを大切にしている学校です。
・学科・授業の特色
アクティブラーニング（能動的学習）の導入に努めており、理科教育に力を入れています。平成27年度からは新たにコース制を導入しており、Iコース（進学選抜コース）、IIコース（発展/標準コース）、IIIコース（クラブ選抜コース）の3つのコースがあります。Iコースは旧帝大や医学部への進学を目指す超難関大学コース、IIコースはその他の大学や専門学校を目指すコース、IIIコースはスポーツで全国レベルを目指すコースです。
・資格・進路
系列である東京農業大学への進学はもちろん、県内屈指の進学校として外部の難関国公立大学や早慶上理などを目指す生徒も多くいます。外部受験のための習熟度別授業、放課後の特別講座、進学講習なども充実しており、入試に向けたセンター対策補習や小論文模試、面接指導など手厚い指導を受けることができます。
・そのほか（部活動・行事・イベントなど）
ラグビーや陸上競技の強豪校として有名で、応援のときに行われる「大根踊り（青山ほとり）」が名物となっています。
・学校までのアクセス
〒370-0864群馬県高崎市石原町3430番地
高崎駅からバス乗車約15分（※3）

桐生第一高等学校は、学校法人桐丘学園が運営する併設型中高一貫校の男女共学校です。系列校として同校に隣接している桐生短期大学附属幼稚園と、みどり市にキャンパスがある桐生大学があります。
・校訓・教育方針
明治34年の創立以来「社会に役立つ人間の育成」を建学の精神としています。教育方針として「実学実践に基づく人間性豊かな全人教育」を掲げ「質実剛健・典雅誠実」の校則のもと、指導にあたっています。
・学科・授業の特色
プロフェッショナルハイスクール12を提唱しており、その道のプロフェッショナルとなれる12種類の多彩なコースがあります。（特別進学コース、進学スポーツコース、進学コース、情報ビジネスコース、ものつくりコース、デザイン美術コース、ファッションコース、福祉コース、こどもコース、文化教養コース、製菓衛生師コース、調理科コース）
・資格・進路
特別進学コースでは、国公立大学への合格率が約60％となっており、群馬大学をはじめとする国公立大学や私立大学へ多数の合格者を出しています。また、それぞれのコースで必要な資格取得を積極的に推進しています。
・そのほか（部活動・行事・イベントなど）
古くから野球の強豪校として有名な学校ですが、近年では強化指定クラブ（男子のみ）として硬式野球部、サッカー部、陸上競技部、バスケットボール部、柔道部、ラグビー部があり、全国大会を目指してがんばっています。
・学校までのアクセス
〒376-0043群馬県桐生市小曽根町1-5
JR両毛線「桐生駅」から徒歩約10分、上毛電気鉄道「西桐生駅」から徒歩約6分の距離です。西桐生キャンパスと桐桜学舎は別校舎となっています。（※4）

※1.【高崎経済大学附属高等学校】トップページ
http://www.tcue-h.ed.jp/
※2.【共愛学園高等学校】トップページ
http://www.hs.kyoai.ac.jp/
※3.【東京農業大学第二高等学校】トップページ
https://www.nodai-2-h.ed.jp/
※4.【桐生第一高等学校】トップページ
https://www.kiriichi.ac.jp/