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中学生のうちに挑戦したい!取っておくと将来有利な資格まとめ

中学生になってくると、さまざまな資格試験に挑戦する子供も増えてきます。人気の資格は将来の進学、就職の際に役立つこともあるため、1つでも多く取得しておきたいと考える人も少なくありません。特に、高校の入試で優遇制度を受けられる資格は挑戦したいところです。そこで今回は、中学校のうちに取っておきたいおすすめの資格についてご紹介します。

まずは英検(実用英語技能検定)に挑戦しよう!

中学生の検定として最も有名なのが、英検(実用英語技能検定)です。英検は小学生から社会人まで幅広い年齢層が受験しており、毎回300万を超える人が検定に挑戦しています。実用英語の力を育てるために7つの級を設定しており、レベルに応じた級を受験することができます。文部科学省が後援しているため、公的な資格として高い評価が得られることも人気の理由です。英検はスピーキングを含めた4つの技能を測定します。日常会話からビジネス活用まで、英語を使ったコミュニケーション能力の向上を目指すのが目的です。さらに、英検には使える英語の4技能が評価されており、資格保有者には高校や大学の入試試験、単位認定で優遇されることがあります。また、世界各国の教育機関で海外留学時の語学力証明資格に認定されており、オーストラリアへの高校留学を行う英検留学を積極的に行っています。(※1)

一生役立つ漢字の知識!漢検(日本漢字能力検定)の魅力とは

漢検(日本漢字能力検定)は、漢字能力を測定する漢字技能検定です。「読む」「書く」という漢字の基本的な知識だけでなく、漢字の意味を正しく理解して文章の中で適切に使うことができる能力も測定します。2016年の調査結果によれば、4,036校が漢検を評価・活用しており、3,092校が入試において漢検取得者を評価していることがわかりました。(※2)漢検の上の級に合格することで高校入試において直接得点がプラスされる、内申点がアップするなどの評価をプラスしていることがわかっています。また、漢字能力は国語の勉強だけでなく、数学・英語・理科・社会の学習においても基礎学力や、問題文を読み解く力に繋がります。中学校在学程度が4級、中学校卒業程度が3級となっているので、受験勉強が本格化する中学3年生の夏までには3級合格を目指して頑張りましょう。

数学検定(実用数学技能検定)で数学マスターを目指そう!

数学検定は、数学・算数の実用的な技能である計算・表現・作図・証明・統計・測定・整理の技能を計る記述式の検定です。(※3)英検・漢検と比べるとややマイナーなイメージですが、年間30万人以上が受検している全国レベルの検定です。数学検定も英検・漢検と同じように特定の階級に合格することで大学・短期大学・高等学校・中学校などの入試で優遇措置や評価を受けることができます。全国の中学校、高等専門学校や高等学校では720校以上、専門学校や短期大学、大学では440校がこの制度を導入しています。また、単位優遇制度では高等学校・高等専門学校・大学で一定の階級を取得した人は特定の科目の単位取得が認められています。全国の高等学校・高等専門学校・大学の中で310校以上がこの制度を利用しており、今後ますます需要が高まりそうです。さらに、高等学校卒業程度認定試験では2級・準1級・1級の取得で「数学」の試験免除が受けられます。中学1年生では5級、中学2年生では4級、中学3年生では3級のチャレンジを目安として頑張って見ましょう。

就職にも有利!P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)

P検は全ての利用者を対象に、総合的なICT(情報処理や通信に関する技術・産業・設備などを総称して表す言葉で、インフォメーション&コミュニケーションテクノロジーの略)活用能力を問う資格試験です。(※4)特定分野のソフトウェアや業務、業種を対象としたものではなく、学校で情報教育を学ぶ人や一般的なビジネスシーンでパソコンを活用する人にも役立つ総合的なICT活用能力が求められます。P検は学習指導要領に準拠しており、情報授業の延長線上に位置する資格試験です。中学校ではP検4級が中学卒業までに習得すべき内容となっており、タイピング能力・コンピューター知識・情報モラルとセキュリティー・ICTプロイフィシエンシー(ICTを活用した問題解決)・表計算・ワープロ能力などが出題されます。2017年度実績によれば、短大・大学入試優遇を行っている438大学1,101学部にも上り、単位認定を行っている短大・大学は73大学、153学部になります。(※4)社会人になったあともすぐに役立つ技能として今後ますます注目されていく資格です。

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<参考URL>

※1【英検】英検の特徴とメリットhttp://www.eiken.or.jp/eiken/merit/
※2【 公益財団法人 日本漢字能力検定協会】漢検日本漢字能力検定 http://www.kanken.or.jp/kanken/
※3【実用数学技能検定 – 日本数学検定協会】中学・高校生の方https://www.su-gaku.net/suken/lp/lp4.php
※4【進化するICT社会のパスポートP検】特徴とメリットhttp://www.pken.com/merit/index.html

この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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