家庭教師と個別指導塾を徹底比較!子どものやる気を引き出すのはどっち?
個別指導塾は、子どもの学力や苦手科目に対応した柔軟なカリキュラムが組めるのが魅力の塾です。一方で、家庭教師もまた子どもの学力に応じた個別指導が可能となっており、個別指導を望む場合子供にとってどちらが良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、個別指導塾と家庭教師のメリットデメリットについてご紹介します。
個別指導塾と家庭教師の共通点
個別指導塾と家庭教師では生徒個人の力量に応じた指導が受けられるという点では、共通点があります。集団塾では決められたカリキュラムによって授業の進度が決められているため、分らないところがある場合や、消極的な性格の場合は講義に取り残され、ついていけなくなる場合もあります。その点、生徒の力量に応じて柔軟に変化できるカリキュラムならば講義についていけなくなるという心配はありません。また、講義を受ける時間や曜日も生徒のほうである程度自由に選ぶことができるので、部活や習い事と学業を両立させたいという子どもにも向いています。
家庭教師のメリットとは?
家庭教師では講義の間、講師を独占することが可能ですが、個別指導塾では1対1の場合を除き、1対2や1対3以上で講義を行うこともあるため、完全に独占できるわけではありません。そのため、学校の授業にまったくついていけず、1人では理解できないことが多くあり、講師につきっきりで教えてもらいたいという生徒は家庭教師のほうが向いているかもしれません。また、近くに評判の良い塾がない、塾に通うことが困難だという場合にも自宅まで来てくれる家庭教師のメリットは大きいと言えます。
講師の力量や経験が重要に?家庭教師のデメリット
家庭教師を選ぶ際は、家庭教師個人の指導力が最も重要となります。これまでの経験や指導方法がそのまま家庭教師の力量となるため、指導力のない家庭教師にあたった場合思ったよりも効果を得られない、学力が上がらないというデメリットも大きくなります。また、経験豊富で指導力に優れた家庭教師であっても、子どもとの相性が悪ければ思ったほどの学力向上が期待できず、子どもが学習意欲を失ってしまう場合もあります。家庭教師選びは生徒との相性も大きくかかわってくるため自分の子どもに合う家庭教師を見つけるまでに何人も家庭教師を変えることもあります。また、自宅で学習を行うことができるのは移動時間のロスを防ぐことができるというメリットがある一方で、自宅では集中できない、気持ちの切り替えができないという子どもも少なからずいます。自分の子どもに合わないので講師を変えたいと思っても個人的な付き合いが深くなるとなかなか言い出せなかったり、躊躇してしまったりする家庭も多いでしょう。このように家庭教師選びは塾選び以上に難航する場合があるので注意が必要です。また、費用の面でも個別指導塾に比べて高額な場合が多いため、事前の調査をしっかり行うことが大切です。
個別指導塾のメリットとは
個別指導塾のメリットは、生徒個人の力量に合わせたカリキュラムでキメの細かい指導ができるという個人指導のメリットに加えて、家庭教師よりも費用が安いというメリットがあります。また、常に多くの生徒を指導しているため講師の経験が豊富で力量がわかりやすく、総じて指導力が高いというメリットがあります。プロの講師のため地元の高校合格に向けた受験対策も積極的に行っており、苦手科目だけでなく、志望校合格に向けての勉強をしっかりすることができます。また家庭教師とは違い自宅では勉強を行わないので、自宅に他人をあげることにストレスを感じやすい保護者や、自宅では集中できないという子どもにも向いています。少人数ながら同じ教室に通う仲間と共に切磋琢磨することもできるため、自宅ではなかなか勉強に身が入らない、じっくり教えて貰いたいけれど家庭教師だとその講師の指導力に頼り切ってしまうおそれがあるという場合は個人指導塾がおすすめです。
個別指導塾は集団塾と家庭教師のいいとこ取り!
個別指導塾は個別でじっくり学習をしたいけれど家庭で学習をするのはイヤ、費用が掛かるのは困るという人にとって集団塾と家庭教師のいいとこ取りの塾と言えます。集団塾では思うように実力を伸ばせない子どもや家庭教師は料金面や教師の相性が心配で敷居が高いという場合、あるいは部活や習い事を頑張っており、学業を両立して頑張りたいという人は第一選択支として個別指導塾を試してみてはいかがでしょうか。家庭教師は事前のお試し期間後があっても断りにくい雰囲気がありますが、個人指導塾なら事前に見学や体験をして本当に子供の学習に合うかどうか見極めることもできます。