準備が大事!テストのための計画の立て方について解説
気がついたらあっという間にやってくる定期テスト。テスト当日に焦ることなく、しっかり目標点数を取るためには、テスト対策の計画を立てることが重要です。計画を立てるのが苦手という人もいるかもしれませんが、コツさえつかめば誰でも簡単に取り組むことができます。テストのために計画を立てるメリットや、具体的な立て方のコツを紹介します。
テストのために計画を立てることのメリットとは
「テスト対策なんてしなくても高い点数が取れる」という人もいるかもしれませんが、計画的にテスト対策をすることには大きなメリットがあります。まず、勉強が習慣化されることです。中学3年生になると本格的に高校受験対策が始まりますが、その際重要なのが毎日こつこつと勉強を進めることです。しかし、それまでに勉強の習慣がついていなければ、思うように受験対策が進まずよいスタートダッシュができない可能性があります。
中間テストや期末テストなどの機会を利用して、早めに勉強を習慣化させることが受験成功のカギになるのです。また、毎日着実に計画をクリアしていくことで達成感も味わえます。目標や達成感がないまま勉強をすると、モチベーションが上がりにくくなかなか身が入りません。毎日小さな達成感を積み重ねていくことで、勉強へのやる気を引き出しましょう。
また、計画的にテスト対策をすることはテスト当日の自信にもつながります。一夜漬けでは準備できる範囲に限りがあり、学習内容も定着しづらいです。毎日少しずつ知識を定着させ、テストに向けて不安が少ない状態で挑みましょう。
まずは目標を立てよう
コツさえつかめば、計画は簡単に立てられます。最初の一歩は目標を設定することです。目標を立てないままだと、ゴールなしに計画を作ることになってしまい効率が悪くなります。「各教科で何点を取りたいか」「そのためにはどのくらいの分量を勉強すべきか」をリスト化していきましょう。勉強の分量は、各教科の試験範囲や得意不得意によって異なります。得意教科であれば問題集を1度解くだけで十分かもしれませんが、苦手教科はすらすら解けるようになるまで繰り返して取り組む必要があります。教科ごとに、テスト対策に必要な総ページ数をおおまかに計算したうえで、1日あたり何ページをこなすべきか割り振っていきましょう。
1日あたりのページ数を割り振るときには、時間的に無理がないか気を配ることも大切です。こなせないような大量のページ数を割り振っても、計画倒れになってしまいます。「1日に何時間勉強できるのか」を考えながら、現実的な分量を割り当てていきましょう。もし問題集の1ページを解くのに必要な時間が分からなければ、テスト対策が始まる前に、日頃の予習復習の一環として問題集を解いてみて自分のスピードを把握しておくことがおすすめです。
勉強を進めていく順番とタイミングを決める
テストの目標を設定し、教科ごとに出題範囲や取り組むべき分量をリスト化したら、次に勉強を進める順番やタイミング、期限を決めましょう。毎日すべての教科を均等に割り振りバランス良く進めるのが理想ですが、「苦手教科は1日かけてじっくり対策したい」など、人によって教科ごとのペース配分やバランスは異なるかもしれません。そんなときは、教科ごとに優先順位や期限を決めるのがポイントです。コツは、対策に時間がかかる教科を先に持ってくることです。どの教科に時間がかかるかは人それぞれですが、一般的には数学や英語に多く時間が割かれる傾向があります。後になって「試験範囲が終わらなかった」と焦ることのないよう、これらの教科は早めに手を付けておきましょう。
また、計画はなかなか思うように進まないのが現実です。「予想外に数学で手こずってしまった」「体調を崩して勉強できない日があった」など、さまざまな理由から計画が遅れていくことがあります。そのため、余裕を持ってテスト対策を終わらせるには、予備日を含めて計画を立てることも大切です。このように、基本は各教科バランスよい勉強を心がけながら、自分の得意不得意や勉強スタイルに応じて、教科ごとの優先順位や期限を設けて効率的にテスト対策を進めましょう。
計画性を持って目標を達成しよう!
中学校のテストは、小学校とは異なり体系的なテスト対策が必要になります。また、テスト結果が内申点に影響することもあるため、本格的な受験対策に入る前からしっかり高得点を取れるようにしておくことが大切です。しかし、むやみに勉強していても効率やモチベーションが上がらず、なかなか点数を獲得できないかもしれません。したがって、テストで目標を達成するためには事前に計画を立て、毎日着実に勉強を進めていくことが重要なのです。
人によって勉強スタイルはさまざまですが、ここで紹介した計画の立て方を参考にしながら、効率的なテスト対策を進めてみてください。もし計画を立てるのが苦手だったり、計画の内容に不安があったりすれば、親や学校の先生、塾の先生に相談して客観的な意見をもらうのもおすすめです。無理ない計画を心がけ、毎日の達成感を味わいながらテストに向けてコンディションを整えていきましょう。