menu

私立高校と公立高校のメリットとデメリットとは?

高校を選ぶとき、私立高校と公立高校はどちらが良いか迷うことも多いのではないでしょうか。群馬県内では偏差値上位の学校は公立高校が多いため、成績トップクラスの場合は公立高校を目指す子どもが多いですが、公立高校はレベルにかなり開きがあるため、中間に位置する大多数の子どもは私立か公立で迷うことになります。そこで今回は、私立高校と公立高校のメリットとデメリットをご紹介します。

学費の面で見ると公立が圧倒的に有利

子どもの進学には、親の経済状況も大きな影響を与えます。文部科学省が発表した平成28年度私立高等学校等授業料などの調査結果によると、子どもが私立高校に入学した場合、授業料・入学料・施設整備費などを合わせて平均で年間724,694円かかっていることがわかりました。また、私立高校を受験する場合は、平均して15,936円の受験料がかかることも覚えておきましょう。(※1)公立高校は授業料・入学金ともに無償なので、金額的な面からすると圧倒的に公立高校の方が有利と言えます。親の金銭的な理由で私立高校は絶対に避けてほしいという場合は、なるべく早いうちから子どもにも了承をとって心構えを持って貰うことが大切です。また、私立の場合は交通機関を使うことも多いので、他にも交通費がかかることを頭に入れておきましょう。ただし、公立学校に通う場合でも大学進学を目的とした塾費用や偏差値の高い学校に入るために県内でも遠方の学校に通うことで交通費がかさむ場合もあります。この場合は比較的授業料の安い私立高校で塾に通わなかった場合に比べて費用が割高になる場合もあります。将来大学への進学を考えている場合はトータルで教育費を考えることも大切です。

公立高校の特徴とは?

公立高校は公の教育を目的としているため、万人向けの平均的な教育が受けられる場所です。文武両道、質実剛健など堅実な教育目標をたてて、基礎学力の締約と自発的な学習意欲の向上を図ります。群馬県内の公立校では心身の鍛錬を目的として部活動に力を入れている高校も多いのが特徴です。勉強の進度も学習指導要領に則って行うため、公立校では同じような難易度の問題を同じような進度で行うことになります。ただし、公立校でも国立の場合は国立大学の付属高校がほとんどとなり、教育研究校として新しい取り組みを行っている高校が多くあります。質の高い先生や授業を受けられる一方で、受験はかなりの難関になります。また、公立高校では教員の移動があり、数年ごとに教員が変わることがあります。

私立高校の特徴とは?

私立高校は、高校によって独自の理念を持っていることが特徴です。授業料や寄付金などの費用が高額になるという一方で、教師が親身に面倒を見てくれるため、塾通いの必要がなく学校外活動費用を抑えられるという学校もあります。また、成績やスポーツが優秀な生徒には特待生制度があり、授業料が全額免除されたりすることもあります。また、基本的に私立高校の場合は教師の異動がないため、一貫した指導を受けることが可能です。また、意外かもしれませんが、校則は私立高校の方が厳しいこともあります。私立高校はその高校によって大きく特徴が異なるので、その学校の雰囲気が子どもに合うのか、教育内容に同意できるのかをよく吟味してから選ぶことが大切です。

群馬県内の公立高校と私立高校

群馬県内には平成29年時点で高等学校は81校あり、うち公立高校は68校(県立63校・市立4校・組合立1校)、私立高校は13校となっています。生徒数は公立校が39,900人、私立高校が12,967人です。(※2)このことから、私立高校に入学する生徒よりも公立高校に進学する生徒の方が約3倍多いことがわかります。学校数も圧倒的に公立学校が多いため、在学する生徒数の違いも頷けます。住んでいる住所にもよりますが、通いやすさという面から見たとしても、数の多い公立校を選ぶ人が多いのではないでしょうか。

群馬県の高校の大学進学実績

群馬県内の高校の大学進学ランキングを調べてみると、前橋高等学校、太田高等学校、前橋女子高等学校などの公立高校が上位を占めています。(※3)これらのトップクラスの公立高校では東大・京大をはじめとする旧帝国大学や国公立医学部、有名私立大学への進学も期待できます。私立高校では新島学園高等学校や共愛学園高等学校など、中高一貫教育の学校や大学が付属した高校の進学率が高い傾向にあります。私立の魅力の1つがこうした付属大学への進学率の高さです。大学への進学を考えている場合、受験をするにせよ推薦を選ぶにせよ、将来の進学まで見据えて進学を決めるのが大切です。

  • knowhow180208-2

<参考URL>

※1【文部科学省】平成28年度私立高等学校等授業料等の調査結果についてhttp://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1380903.htm
※2【群馬県統計情報提供システム】 学校基本統計(学校基本調査の結果) 平成29年度学校基本統計速報(学校基本調査の結果速報)http://toukei.pref.gunma.jp/gkt/GTK2017_so.htm
※3【群馬県の高校の進学実績ランキング】https://www.minkou.jp/hischool/ranking/university/gunma/

関連する記事はこちら

こちらの記事も人気

この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

群馬県内20教室ベスト個別指導学習会
教室一覧

群馬県内20の教室で、毎年2000名のお子様の成績アップ、受験合格者を実現しています。個別指導は5教科すべてに対応!

  • 個別指導実施教室

  • 英検会場教室

  • そろばん実施教室

  • 漢検会場教室

  • 数検会場教室

無料体験・個別説明会お申し込み

随時受付中!
TEL.0120-97-8159

みどり市

笠懸教室
大間々教室

桐生市

桜木教室
新里教室
相生教室

太田市

藪塚教室
太田北教室
  • ベストだと成績が上がるのはなぜ?
  • どんなコースがあるの?
  • 普通の塾とどう違うの?
  • 受験対策はいつから始めたらいい?
  • まずはお気軽にご相談ください!
  • お問い合わせはこちら
  • 体験のお申し込み・ご予約もできます。
採用お問い合わせ

TOP

TOP