習い事で悩んでいる?おすすめ習い事ランキング
世の中にはさまざまな習い事教室があります。子どもの才能を存分に伸ばすためにも、将来役立つ能力を身につけるためにも、興味があればチャレンジしてみたいところです。しかし、どんな習い事に取り組めばよいのか分からないという人もいるでしょう。たくさんある習い事の中から、おすすめの習い事をランキング形式で紹介します。
1位:定番の習い事!「水泳」
習い事ランキングの第1位は、定番の水泳です。生後6カ月頃から始められるベビースイミングや幼児以上向けのコースなど、幅広い年齢層に合わせたコースが用意されているため気軽にチャレンジできる習い事です。ベビースイミングでは親子が一緒に水に入り、スキンシップを図ったり子どもの運動をサポートしたりします。幼児以降のスイミングでは先生と子どものみでプールに入り、水に慣れたり本格的な水泳を習ったりと習熟度合いに応じたプログラムが用意されています。
初期費用として必要なのはスクールへの入会費や教材代(水着やキャップ、バッグなど)程度のため、比較的手軽に始められることも魅力です。ただし、授業料や年会費などがかかるため、習い始める前に希望するスイミングスクールの料金体系を調べ、費用のシミュレーションをしておくと安心でしょう。
水泳は比較的ケガの少ないスポーツで、基礎体力や全身にわたってバランスよい筋力をつけることがメリットです。また、水への苦手意識もなくなるため、小さい頃から水泳を通して水に慣れておくと、小学校以上での水泳の授業やレジャーでの海辺なども十分楽しめるようになるでしょう。幼児であれば、お風呂への苦手意識も克服できます。
2位:教養を身につける!「楽器教室」
ランキング2位は楽器の習い事です。ピアノをはじめ、エレクトーンやギター、バイオリン、サックスなどさまざまな楽器の教室が開かれています。どれも子どもの成長にとってメリットがあるため、子どもが興味を持った楽器にチャレンジしてみるとよいでしょう。ただし、楽器を購入して自宅で練習したい場合、レッスン代に加え楽器代が必要になるため費用がかさむ可能性があります。どの楽器を習うかによって楽器代が変わってくるため、慎重に選ぶことがおすすめです。また、集合住宅や過密な住宅地などに住んでいる場合、練習の音が近所に聞こえる場合があります。住宅の状況や消音にも気を配りながらレッスンを始めましょう。
小さい頃から音楽に触れることのメリットは、脳の活性化や聴覚の発達、リズム感の習得、豊かな感性のはぐくみなど多様です。また、地道な練習をこつこつと積み重ねて曲を演奏できるようになるため、長期間にわたる努力の大切さやその達成感を学ぶことができます。また、生涯にわたる趣味として楽しむこともできるでしょう。
3位:やはり大切な勉強!「塾」
3位は学習塾です。塾というと受験対策のイメージもありますが、最近は小学校低学年や中学年から学習塾に通わせる親も増えてきています。また、塾によっては幼児向けの知育教室を併設していることもあり、塾の多様化や通塾期間の長期化も目立つ傾向です。もちろん、子どものうちは全身を使って外で遊び、体力や感性、コミュニケーション能力などを育てていくことが大切ですが、塾にもメリットがあります。まずは、小学校の学習内容をしっかり理解することや、早いうちから中学校受験などに備えることができることです。さらには、塾での経験を通して勉強に向き合う姿勢を身につけることができるようになるのが、最大のメリットといえます。
大学受験までの長い間、子どもは受験用の学習をすることになります。その中で勉強の面白さを見失い、やる気をなくしてしまう子もいるでしょう。早いうちから塾に通っていると、読解力や数の概念などすべての学習の基礎になる知識をしっかり身につけることができ、勉強への抵抗感が軽減されます。習熟度に応じた問題を解いていき、模試などで成果を確認することで達成感も味わえるでしょう。しかし、塾が学校活動や遊びの時間の負担にならないよう、スケジュールのバランスには注意が必要です。
4位:今や当たり前?「英会話教室」
小学校でも英語教育が取り入れられるなど、今や教育において英語は当たり前となりつつあります。とくに、グローバル人材を育成するという視点から英会話が重視されています。この状況に呼応し、英会話教室へのニーズがますます高まっており、小さい頃から英会話を習う子どもも増えてきました。
子ども向け英会話では、3歳児くらいから6歳児までを対象とする幼児コースや、小学生を対象とするコースがあります。幼児コースでは映像教材やゲームなどを通して英語に親しみ、小学生コースではいっそう実用的な会話の習得を目指して授業が進められます。プロの先生や同年代の子どもと英語でコミュニケーションすることで、楽しく英会話を身につけることができるでしょう。子どもの頃から英語に慣れておくと、中学校で英語学習が本格化したときにつまずくリスクが減り、将来英語を活かした進路も選びやすくなります。
5位:キレイな字を書くために!「習字」
スマホやパソコンが普及し、手書きで文字を書く機会も減っている中で意外に人気を誇っているのが習字です。文字を書くことが少なくなっているものの、美しい字を書く能力は一生モノの財産になります。年賀状や冠婚葬祭字でのご祝儀袋、お香典袋など、日本では社会生活において重要なタイミングで手書き文字を使う文化が残っています。そのような場で美しい文字を書けば、周囲から育ちや品のよい人物だという印象を持ってもらうことができるでしょう。
また、習字では正しい姿勢や集中力などが身につき、日本文化への理解が深まるなどさまざまなメリットがあります。習字セットがあれば習い事を始められるため、初期費用が比較的安いことも魅力です。
6位:学力アップにピッタリ!「そろばん」
そろばんは、計算のスピードを上げるのに役立つ習い事の1つです。その他にも、子どもの集中力を高めたり、情報を処理する力を身につけられたりと様々な効果を期待できます。
そろばんの歴史は長く、『日本風土記』によれば「そおはん」との記述があり、1570年代には日本にも伝来していたことがわかります。そろばんは、昔から人々の生活に深くかかわり、様々な場で使われてきました。便利な電子卓上計算機(通称:電卓)が発明されたあとも、今日までそろばんが使われているのは、前述した効果が期待され、教育に良い影響を与えると考えられているからです。
実際に、学力が高いことで有名な東京大学や京都大学に通う学生のおよそ8割が、そろばん学習経験者と言われているほどです。そろばんは大人になってから始めても効果は期待できますが、吸収力の高い子どものうちに経験することが重要だと言えます。
7位:大人になっても役に立つ「書道」
書道は、習い事としてとても人気があり、文字が上手く書けるようになります。小学校や中学校のうちから書道を習えば、漢字の読み書き、筆順を覚えるのに役立ちます。学校で漢字を習っても使う機会がなければどんどん忘れてしまうため、習った漢字を書道教室で再確認できるのは定着率を上げるのに効果的です。
簡単にひらがなを漢字に変換できるスマホやパソコンが身近にあるため、漢字を読めない人、書けない人は増えています。スマホやパソコンの普及により字を書く機会が減っているとはいっても、大人になっても漢字が書けないと、教養のない人だと思われるなど恥ずかしい思いをしてしまうでしょう。将来漢字が書けない大人にならないように、子どものうちから習わせるのも1つの手段だと言えるでしょう。
8位:体を鍛えて心身ともに健康になる「体操」
習い事といえば、塾や英会話を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、子どもの成長をサポートする目的でスポーツを習わせるのも良いでしょう。子どものうちは免疫力が弱く風邪をひきやすかったり、体調を崩しやすかったりするものです。文部科学省が警鐘を鳴らしているように、子どもの体力の低下、運動不足は深刻化していると言えます。ただでさえ、外で遊ぶ機会の少ない現代においては、体力の低下による慢性的な疲労は避けられない状態にあります。
実際に、子どもが日常生活を送るうえで疲労を訴えるケースは増えています。子どものころから勉強をさせることも大切ですが、体を鍛えて心身ともに健康になるような環境を作ってあげることも大事です。
体操は、習い事としても人気が高いスポーツです。体操を習えば、体を鍛えて体力を身につけることができ、免疫力が高まり体調を崩すことも少なくなります。また、柔軟な体を作り上げることもできるため、怪我をしにくくなります。さらに、スポーツを習うことにより、同性代の子どもたちと集団行動をとるため、協調性や社会性を養うこともできます。
9位:体力がついて自己表現力も身につく「ダンス」
ダンスは思いっきり体を動かす習い事なので、体力が身につけられるのはもちろんのこと、自己表現力も育むことができます。このように個性を伸ばすのに役立つだけでなく、音楽のリズムに乗って踊るため、音感やリズム感を養うこともできます。また、仲間と一緒に踊るダンスは集団行動を学ぶのにも良く、協調性やリーダーシップを鍛えることも可能です。
子どもが自信なさそうにしている、あるいは協調性に欠けるなどの不安があるのであれば、様々な感性が磨かれるダンスを習わせるのも良いかもしれません。ただし、個性を伸ばすことを目的としているので、親とは違う趣味やファッションなどを好むようになっても、子どもの感性を受け入れることが大切です。
10位:大人になっても趣味として続けられる「サッカー」
サッカーは、子どもの頑張りと才能次第でプロを目指すこともできるスポーツです。大人になっても趣味として楽しむことができます。子どもの体力がつけられて、仲間と同じスポーツをすることで社会性も身につくなど、サッカーを習わせることのメリットはたくさんあります。また、小中学校でサッカーの授業があることから、シュートを決めるなど活躍できれば、自信をつけるのにも効果的でしょう。挨拶などの礼儀作法についても厳しく指導してもらえるスポーツなので、子どもの自立を支援するうえでも良い影響をあたえるでしょう。
どんなことも続けることが大切
習い事の特性に応じて、子どもはさまざまなことを学べます。子どもの興味とマッチした習い事と出会うことで、毎日の生活がより豊かになり、長年にわたるやりがいを見つけることもできるでしょう。しかし、一定期間以上続けないと身につかないのも事実です。周囲が習い事をはじめると焦ってしまうかもしれませんが、いろいろ手を出しすぎるより、子どもと一緒に何が向いているかを考えながら候補を絞っていくとよいでしょう。また、挫折があっても諦めずに続けていく努力も大切です。
<参考URL>
1段落:【マイナビウーマン子育て】【医師監修】子どもがスイミングに通う、8個のプラス効果とは?
https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/138
2段落:【ベネッセ教育情報サイト】子どもの音楽の習い事、楽器別特徴とメリット・デメリット
http://benesse.jp/kosodate/201607/20160729-3.html