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行動は思考から?知って得するマインドセットとは

「子どもがまったく勉強しない」「勉強してもすぐに飽きてしまう」「志望校に合格してほしいけど、やる気がなくて心配」こんな悩みを持つお母さんはめずらしくありません。中学生でいられる3年間は意外と短いもので、部活動を引退したら、あっという間に高校受験の時期に入ります。すでに受験シーズン真っ最中の子もいるでしょう。実は子どものやる気や集中力には「マインドセット」が深く関わっています。ここではマインドセットとは何なのか、どうすれば身に付くのかをご紹介します。

マインドセット(mindset)ってなに?

マインドセットとは、今までの経験・教育・先入観からつくられた思考方式や心理状態のことです。暗黙の了解や思い込み、自分が持つ価値観もこれに含まれます。簡単にいえば、現在の考え方や物事の捉え方をマインドセットと呼びます。子どもも大人も関係なく誰もがこのマインドセットを持っていて、その中身は主に「固定思考」と「成長思考」の2つに分けられます。たとえば失敗してしまったとき、ずっと落ち込んで諦めてしまうのが固定思考の人。どこがいけなかったのか反省点を見つけて、次につなげる努力をするのが成長思考の人です。または誰かが成功したときに「あの子にはできたけど私にはできない」と考えるのが固定思考の人。「あの子ができたなら私もできる」と行動を起こせるのが成長思考の人です。こうした行動の土台にあるのが、考え方や物事の捉え方(マインドセット)なのです。

成長思考と固定思考ではココが違うんです!

成長思考の人は、「挑戦に失敗はつきもの」というスタンスでいるため、躊躇することなく色々なことに挑戦していきます。行動することの大切さや楽しさを知っているからこそ「やってみてから考えよう」という思考につながり、その行動はチャンスをつかむ可能性をどんどん高くしていきます。このような成長思考を身につけた子どもは、目の前にある課題に自主的に向き合うようになり、さまざまな試練や困難を自らの力で乗り越えようとします。その結果、めざましく成績が伸びたり部活動で好成績を残したりすれば、さらに自信がついて次の挑戦へと迷わず向かっていくことができるようになります。
一方で、固定思考の子どもは、「どうせやってもダメだろう」「失敗したら恥ずかしい」という思いが強いため、本当は活躍できたかもしれない貴重な機会を逃してしまいます。仮に挑戦できたとしても固定思考のままでは、失敗した場合そこで挫折してしまう可能性もあります。

今日からできる!成長思考になるためのポイント

マインドセットは、そのポイントさえ押さえておけば、誰でもいつからでも変えることができます。さっそく今日から実践して固定思考を成長思考に変えていきましょう。
子どものマインドセットのために意識してほしいことは3つあります。
その1・プロセスを評価すること
テストでいつもよりも良い点数をとれたとき、「やればできるね!」と褒めていませんか?この褒め方も良いですが、もっとオススメなのが「よくがんばったね!」です。やればできるのではなく、頑張ったからできたのです。この頑張りというプロセスを認めて評価してあげることがとても重要です。
その2・できる方法を一緒に考えること
子どもは、苦手なことを一人でやるのが苦手です。そんなときは、どうやったら勉強できるのかを一緒に考えてあげてください。「時間で区切って勉強するのか」「単元で区切るのか」「今日やったことの確認はどうやってするのか」など、子どもが長く続けられる勉強法を、大人も「一緒に考える」というスタイルが大切です。
その3・毎日ささいなことでも褒めること
小さなことでもたくさん褒めましょう。なにか手伝ってくれたら感謝の気持ちをしっかりと伝え、一生懸命子どもがなにかしていたら「すごいね!なにしているの?」と話しかけましょう。褒めることを意識しながらなるべく多くのコミュニケーションを取ることが大切です。

失敗は成功へのカギ、子どもが失敗したときに必要な声かけ

成長思考になるために、もう1つ忘れてはいけないことがあります。それは失敗に対する考え方です。せっかく上がってきたテストの成績がガクンと落ちてしまったり、部活動の引退試合で思うような結果が残せなかったなど、子どもは失敗すると大人が想像している以上に落ち込みます。そんなときは、「失敗は成功への途中経過なのだ」ということをしっかり伝えることが重要です。挑戦しなければ失敗も成功もしません。失敗して落ち込むのはそれだけ頑張った証拠です。周囲にいる大人がその努力を認め、失敗をポジティブに転換できるよう導いてあげることがとても大切なのです。そんな心のサポートは、落ちかけた子どもの挑戦意欲を再び湧き上がらせてくれるでしょう。

成長思考はみんなが持てる宝物

マインドセットは、毎日の経験や教育の積み重ねでできあがるものです。1度身に付いた成長思考は簡単になくなるものではなく、将来的にも人生のさまざまな場面で役立ってくれるでしょう。中学生であれば、勉強へのやる気アップはもちろん、部活動やそのほかの日常生活にも生かせるでしょう。
群馬県民が誇る、日本人初の女性宇宙飛行士の向井千秋さんは、幼いころは医師になることを夢見て勉強に励んでいました。努力の結果、医師になった向井さんは「地球を外側から見たい」と新たな夢を見つけて、最終的には宇宙飛行士になりました。(※1)挑戦を繰り返し努力を続けてきたからこそ、2つの夢を叶えられたといえるでしょう。
このように、成長思考は誰でも持つことができる宝物です。今この瞬間からマインドセット・トレーニングを始めてみましょう!

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<参考URL>

※1.【宇宙航空研究開発機構(JAXA)】日本人の宇宙飛行士、向井千秋
http://iss.jaxa.jp/kids/astro/mukai.html/』

この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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