面接の大失敗!これだけはやってはいけないNG行動とは?
中学校受験や高校受験、試験のできも気になりますが、面接が上手くできるかどうか心配という親御さんや生徒さんも多いのではないでしょうか。推薦入試の場合はとくに面接での印象が直接合格に影響することもあるので万全の態勢でのぞみたいものです。面接時のマナーは大学、社会人でも必要となるので、今からきちんと身につけておくときっと将来の役に立ちます。そこで今回は面接の際に気をつけておきたいことやこれだけはやってはいけないNG行動についてご紹介します。
まずは身だしなみをチェックしよう
高校受験の面接で重視するのは生徒の人柄です。そのため、第一印象が非常に大切になります。茶髪やピアスなどは論外ですが、髪の毛に寝癖がついていたり制服が着崩れていたりするのも清潔感がない影響を与えてしまいます。受験当日の朝は早めに起きて鏡の前で身だしなみをチェックしてから出かけるようにしましょう。頭髪は清潔感を出すために男子はきちんと切りそろえ、女子は長髪の場合は結んでおきます。前髪が目にかからないように注意しましょう。ワックスなどで髪を固めておくのも度を過ぎると不潔な印象を与えてしまいます。学生らしい清潔感のある髪型を心掛けましょう。制服はきちんとアイロンをかけてしわを伸ばしておくようにします。ピンとしわの伸びた制服を着ると自然と背筋も伸びます。極端に短すぎるスカートやズボンはNGです。ソックスやくつは校則に沿ったものでキレイに洗っておきましょう。かかとを踏まないことも大切です。
控室での態度も見られている!
面接というと、面接官と直接対峙したときにきちんとしていればいいと思う人もいるかもしれませんが、実際には学校の敷地内からすでにみられているということを意識しなければいけません。控室で大声を出して話したり、受験生同士でおしゃベリしたりすることは控えましょう。また、用もないのに椅子から立ち上がったり、部屋の中を歩き回ったりしないようにしましょう。椅子に座ってリラックスし、心を落ち着かせることが大切です。
入室後はハキハキとした態度で答えよう
名前を呼ばれたら「はい」とはっきりと大きな声で返事をしてから、入室します。ドアがしまっている場合は、4回ノックしてから入室します。ノックの回数はプロトコールマナーと言われる国際基準が存在しており、2回がトイレ用、3回が親しい間柄で使われるもの、4回以上のノックが初めて訪れた場所や礼儀が必要な相手に対する正式なノックの回数となります。面接は礼儀が必要な場であることから4回のノックが必要ですが、日本では3回に省略する場合も多くあります。3~4回を目安と考えておきましょう。ドアを開けたら面接官の目をみて「失礼します」と会釈をし、面接官に背中を向けないようにドアに対して斜めに立ち、静かにドアを閉めます。後ろ手で閉めたり大きな音を立てたりしないようにしましょう。ドアを閉めたらもう一度正面を向いて、「本日はよろしくお願いします」とあいさつをしてから45度の角度でお辞儀をします。頭を下げた後一呼吸静止することで礼儀正しい印象を与えることができます。椅子の横にたち、学校名や名前を質問されたらはきはきと元気よく答えます。名乗ったらもう一度45度の角度でお辞儀をします。面接官から着席の指示があってから着席するようにしましょう。着席の指示がでたら「失礼します」と会釈をしてから着席します。背筋を伸ばして椅子の背もたれによりかからない様に注意しましょう。脚をしっかり閉じ、男子は手を軽く握って膝の上に、女子は手を重ねて膝の上に置くようにします。面接後は「ありがとうございます」あいさつした後椅子に座ったままでお辞儀をし、立ち上がってから椅子の横にたって「失礼します」とあいさつしてからもう一度お辞儀をします。ドアの前まで来たら最後にもう一度お辞儀をしてからドアを開けて退室します。
面接では具体的にどんなことを質問されるのか?
高校受験では質問されることがある程度予測できます。よくある質問は3つで、1つ目が「志望動機」、2つ目が「中学校生活でがんばったこと」、3つ目が「自分の長所と短所」です。この他にも最近のニュースで気になったことや好きな本は何かなどをたずねられることがあります。志望動機はなぜこの高校に入りたいと思ったのかを答えなければいけません。その高校の校風や特徴、その特徴が自分の考えと一緒であることを伝えましょう。パンフレットやHPなどで学校の理念を学ぶとともに受験前にオープンスクールや文化祭などに参加して校風を実際に目で見て確かめておくことも大切です。中学校生活がんばったことに対しては自分が実際に取り組んだこと、それによってどんなことを得たのかを伝えることが大切です。長所と短所では自分の性格で最もいいと思うところと治したいと思っているところを述べます。あらかじめ自分の長所と短所を考えておきましょう。面接では自分らしさを出すとともに相手によい印象を与えることが大切になります。身だしなみや受け答えを通じてそのこの性格などがチェックされています。あまり緊張せず学生らしい爽やかな態度でのぞみましょう。