高崎市の3つの高校紹介「高北」「高経附」「健大高崎」
大学進学を主眼とした単位制高校・高崎北高等学校
群馬県立高崎北高等学校は、昭和54年開校の全日制普通科高校です。教育目標として「未来を拓く」を掲げており、自主自立の精神で未来を切り開く力を育てるためのカリキュラムを組んでいます。その代表的な取り組みが、平成15年に導入された単位制です。高崎北高等学校では、4年制大学への進学を主眼としているため、多種多様な選択科目の中から必要な科目を選べるように単位制を導入しました。特に、大学進学への関わりが深い英語と数学においては、きめ細かな指導ができるよう習熟度別にプログラムが組まれています。加えて、平成4年からは普通科の中に英語コースを置き、平成17年からの2年間は文部科学省指定のスーパーイングリッシュ校に選ばれるなど英語教育に力を入れています。
進路指導に関しては、入学当初から計画的なガイダンスを行い、2年次の科目選択や3年次の進路選択をスムーズに行える環境を整えています。また設備の面では、1学年240名を収容できるエアコン完備の多目的教室と、少人数授業を行うゼミ室を多数設けています。
高崎北高等学校は学習面だけではなく、スポーツ大会、マラソン大会などのスポーツイベントも全力で行う文武両道の学校でもあります。スポーツ大会は2日間に渡って開催され、1日目はクラス対抗の球技大会、2日目はリレーや大縄跳びなどの種目で競います。マラソン大会では校外へ出て、女子5km、男子9kmの道のりを走ります。また恒例行事として、毎年行われる4泊5日の夏季学習合宿があります。希望者のみの参加ですが、各学年60~80名ほどが参加しています。ほかに学校全体で盛り上がる行事として「あららぎ祭」も挙げられます。クラスや文化部は趣向を凝らした出し物を行い、運動部は模擬店を出店します。さらに一般公開の日には各種ステージ発表も行われます。
高崎北高等学校では、これらの行事を通して仲間との絆を深め、協力することでお互いの向上を図ることを教育の方針としています(※1)。
大学との連携が魅力のSGH・高崎経済大学附属高等学校
高崎市立高崎経済大学附属高等学校は、全日制の公立高等学校です。平成26年度からはスーパーグローバルハイスクール(SGH)として文部科学省の指定を受け、将来の日本を牽引するグローバルリーダーの育成を目指しています。
高崎経済大学附属高等学校の特徴として、「オナークラス」と「芸術コース」が挙げられます。オナークラスとは普通コースの中に置かれている特別クラスで、文系・理系各1クラスずつ設けられています。普通科コースの1年生から3年生のうち、自然科学や社会科学などの分野に関心の高い生徒が対象となります。通常履修するカリキュラムに加え、体験学習中心のプログラムを学び、大学との連携や企業・社会施設などでの研修を通して、将来に有用な能力を育成することを目的としています。
芸術コースには音楽系と美術系があり、普通コースとは別科目での受験となります。国語・数学・英語の筆記テストと小論文、集団面接のほか、別の日に実技試験を受ける点が普通コースと異なります。
学習面では英語によるコミュニケーション能力の向上に力を入れており、学習の成果を確認する方法として実用英語検定を受験し、より上級の資格取得を目標としています。また、小論文指導も1年生から行っており、大学の教員やゼミ生による特別講座を開催しています。
学校行事も独自のものが多く、赤城合宿や高崎経済大学の見学、対抗ディベート、海外の姉妹校との交流や、芸術コース音楽系のコンサート、美術系の作品展などを開催しています。夏季には1年生と2年生は3泊4日、3年生は4泊5日で1日10時間の学習を行う合宿があり、自学自習の習慣や精神を身につけます。
通学に関しては、JR高崎駅西口・JR高崎問屋町駅からバスが出ており、中には正門前までノンストップで行ける便もあるため便利です。(※2)。
魅力的な4つの選択肢がある・高崎健康福祉大学高崎高等学校
高崎健康福祉大学高崎高等学校は昭和43年開校の私立高等学校です。当初は群馬女子短期大学付属高校として設立されましたが、平成13年に男女共学となり、現在の校名に改称されました。校訓として「感謝」「奉仕」「友愛」の3つを、日訓として「素直な心」「反省の心」「謙虚な心」「奉仕の心」「感謝の心」の5つを掲げています。
高崎健康福祉大学高崎高等学校の特徴は、国公立大学や難関私立大学への進学を目指す少数精鋭の「特進コース」、国公立大学や難関私立大学、高崎健康福祉大学への進学を目指す「大進コース」、中堅私立大学や高崎健康福祉大学への進学を目指す「進学コース」、充実した専用施設を使いトップアスリートを養成する「アスリートコース」の4コースに分かれていることです。アスリートコースは男子4部と女子7部の合計11の強化指定部で構成されており、「選択実技」「スポーツ概論」「スポーツ栄養学」を学びます。それに加え、普通科として必要なカリキュラムも行うため大学進学も目指せます。
また、全校生徒約1,400人に対して教師の人数が約100名と多いため、生徒に目が届きやすく、きめ細かな指導が可能です。設備の面では、「須藤いま子記念館」という大きな学習室が完備されているのが特徴的で、静かな環境で自習できるうえに、近くに教員がいるのでわからない点もすぐに質問できます。
最寄り駅は高崎駅と倉賀野駅で、それぞれ自転車で約10分~15分という距離です。また、高崎駅東口と中央前橋駅、前橋駅南口からはスクールバスの運行もあります。遠方から通う学生のために学校の敷地内に男子合宿所と女子寮が完備されています。1日3食の食事提供もあり、安心して生活できる環境が整っています(※3)。
<参考URL>
※1.【群馬県立高崎北高等学校】トップページ
http://www.center.gsn.ed.jp/gakko/kou/takakita/
※2.【高崎市立高崎経済大学附属高等学校】トップページ
http://www.tcue-h.ed.jp/
※3.【高崎健康福祉大学高崎高等学校】トップページ
http://www.tuhw-h.ed.jp/