受験生にとって山場の夏休み!どんな勉強をするべき?
高校受験生、大学受験生にとって、
多くの勉強時間を確保できる夏休みは受験の山場です。
夏休みの過ごし方が受験の結果を左右する
といっても過言ではありません。
しかし、具体的に何をどう勉強してよいか
迷ってしまう人も少なくないでしょう。
夏休み中の目標の立て方や勉強の進め方、
勉強すべき内容について紹介します。
夏休みのうちにライバルと大きく差をつけましょう。
夏休みにどれだけ頑張れるかで志望校に近づける
時間がたくさんある夏休みには、
つい怠けてしまいがちです。
しかし、夏休み中にどれだけ頑張れるかが、
志望校の合格に近づくためのカギになります。
家族との団らんや友だちとの交流を楽しんだり、
部活動に精を出したりするのはもちろんのこと、
勉強にもしっかり力を入れていきましょう。
夏休みを充実した勉強期間にするためには、
勉強するべき内容やペース配分を明確にして挑むことが大切です。
せっかく勉強のやる気があっても、
既に覚えた箇所を繰り返し学習していたり、
突然難しい応用問題に取り組んだりすると
なかなか学力が上がらず、
時間を無駄にしてしまいます。
自分の学力や得意な分野、苦手な分野を明らかにした上で、
目標を設定しスケジュールを組みましょう。
また、夏休みの宿題がある場合は早めに終わらせ、
少しでも勉強時間を多くとれるようにすることがおすすめです。
勉強時間はどれくらいするべき?
勉強時間を設定するときは、
夏休み前に立てた目標から逆算することと
自分の集中力の限界を知ることがポイントです。
夏休みの目標を立てるときは
「勉強を頑張る」などの曖昧な目標ではなく、
自分の学力や得意・苦手分野を踏まえて
教科別に参考書を選び、
「この参考書を最初から最後まで2回解く」など
明確な目標を設定してみましょう。
そして、参考書のページ数を夏休みの日数で割り、
1日あたりに解くべきページ数を明らかにします。
ここで重要なのが、自分の集中力の持続時間や
勉強に費やせる時間を念頭においた上で、
きちんとクリアできる目標を設定することです。
例えば、勉強に苦手意識を持っているのに
突然「1日10時間勉強する」と決めても、
なかなか実行できずストレスを感じてしまう可能性があります。
長時間机に向かうのがつらいなら
「まずは各教科1日30分ずつ」など、
達成可能なハードルを設定しましょう。
毎日きちんと目標達成できたことが成功体験になり、
勉強へのやる気がアップしていくでしょう。
一方で大学受験生ならば
1日12〜15時間ほど勉強することもあります。
この場合もむやみに机に向かうのではなく、
夏休み期間中の目標を設定した上で、
日々の小さな目標を作り着実にクリアしていくことが大切です。
夏休みにはどんな内容を勉強する?
いざ夏休みに入ると、
具体的にどんな勉強をすればよいのか
迷ってしまう人も多いです。
高校受験生の場合、
夏休みには1〜2年生の学習内容の
復習を中心におこないましょう。
勉強方法は人によってさまざまですが、
自分の学力に応じて参考書のレベルを選び、
はじめから解いていく方法があります。
勉強が苦手な人は基礎的な参考書に、
1〜2年生のうちにしっかり学力をつけたい人は
応用的な参考書にチャレンジしてみるのがおすすめです。
各教科のバランスとしては、
とくに得意科目を伸ばすよう意識することもポイントです。
得意科目で点数を確実に稼ぐことが、
他の生徒と差をつけるためのカギになります。
大学受験生は、
夏休みの間に基礎の部分を徹底的に固めるようにしましょう。
学校が始まると勉強に割ける時間が減り、
過去問や演習問題を優先せざるをえなくなってしまいます。
そのため夏休みには、
過去問や演習問題で高得点を獲得するための
基礎学力を鍛えることが重要なのです。
自分の学力に合った参考書を使い、
苦手分野を克服しながら
各教科バランスよく得点をとれるようにしましょう。
高校受験生でも大学受験生でも、
参考書で解けなかった問題は必ず解説を読み、
解説文の中で意味がわからなかった箇所には
印をつけましょう。
そして、適宜教科書に立ち戻り、
印をつけた部分に関連する箇所を熟読すると
理解が深まります。
もし教科書を読んでもわからなければ、
ノートにまとめ塾や学校の先生に質問して克服しましょう。
夏期講習は上手に活用しよう!
習慣的に勉強ができない人は、
夏期講習を活用するのもおすすめです。
夏期講習では毎日決められた時間学習に取り組めるだけでなく、
周囲の生徒や先生の目を意識するため緊張感をもって勉強できます。
また、講習中にわからない箇所があれば
すぐ先生に質問できるため、
苦手な分野を放置せずすぐ克服することができます。
そのため、勉強が苦手な人だけでなく
集中的に強化したい科目がある場合にも夏期講習はうってつけです。
しかし、夏期講習はあくまで手段です。
夏期講習だけで満足せず、
夏期講習を活用しながら主体的に勉強を進めていくことこそが
受験成功へのポイントになります。
夏休みは受験に向け計画的に勉強をしよう!
自由に時間を使えるまたとない機会である夏休み。
夏休みを有意義に過ごすためには、
あらかじめ勉強計画を立て着実に遂行することが大切です。
自分の学力はどのくらいか、
得意科目と苦手科目は何か、
志望校と自分の学力の差はどのくらいかなど、
自分の状況や足りない部分を考えながら
夏休みの勉強計画を立てましょう。
計画を作るときには「1日◯ページ」など
何をするべきかを明確にすることがポイントです。
着実にクリアできる計画を立て、
しっかりこなしていくことで
充実した夏休みを過ごしましょう。