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英語の形容詞は名詞を修飾!働きや意味を理解しよう

英語での表現力や読解力を向上させるためには、形容詞の理解が必要不可欠といえます。なぜなら、形容詞とは名詞を修飾する品詞だからです。形容詞が使いこなせるようになれば、物事をより正確かつ確実に理解ができて、伝えることができるのです。ところが、やっかいなことに修飾する役目をする品詞は形容詞だけではありません。副詞も他を修飾する品詞なので、形容詞と副詞がきちんと整理できずに苦手意識を持っている人が多いです。しかし、形容詞は名詞の前後に配置するとした大前提があり、用法もパターン化されていているため、とても整理しやすい品詞になります。ここでは、形容詞について解説します。

形容詞とは

形容詞とは「名詞を修飾する品詞(言葉)」です。そして修飾とは、情報を補足することです。「名詞を修飾する」ということの意味は、その対象となる名詞に追加の情報を与えて、より詳しく説明している状態を指しています。「white building(白い建物)」を例にします。「building(建物)」という名詞に、補足の情報を与えて、より詳しく説明している品詞が「white(白い)」という形容詞になります。道案内をするときなど、単に「この先の建物を曲がって」と案内しても、建物には店舗、アパート、マンションなど、色々あります。そこで「white」を付け加えることで、「この先の白い建物を曲がって」のようにどのような特徴の建物であるのかを限定することができます。
形容詞の位置については、基本的には上の例のように名詞の前に置くことが多いのですが、それだけではありません。「This building is white.(この建物は白い)」を例にすると、主語は「This building(この建物)」です。「white(白い)」は、どんな建物であるのかを示す形容詞です。「この建物」=「白い」とした関係が成り立っています。要するに、形容詞はbe動詞の後につけて主語を修飾することもできるのです。
形容詞は1,000を超える単語があるので、全てを覚えようとするのは現実的ではありません。ただし、単語の語尾に注目すると、全てではありませんがいくつかのパターンに分類されます。例えば、語尾に「ful」や「y」などをつけたものがあります。「beautiful」「funny」などです。こうしたパターンを上手に整理して記憶しておくことが大切です。

副詞との違いとは

形容詞は名詞を修飾する品詞ですが、副詞は動詞・形容詞・副詞もしくは文全体を修飾するために用いられる修飾語です。つまり、簡単に説明すると名詞以外を修飾する品詞が副詞ということになります。例えば、動詞を修飾する副詞としては「He ran fast.(彼は速く走った)」の「fast」です。「fast」は、動詞「ran(runの過去形)」を修飾する副詞です。また、形容詞を修飾する副詞としては、「She is very beautiful.(彼女はとても美しい)」の「very」です。「very」は、形容詞「beautiful」を修飾する副詞です。
副詞と形容詞の異なる性質として特徴的なものがあります。形容詞はそれがないと文章が成立しないのですが、副詞はなくても成立するのです。例えば、上記の「She is very beautiful.」は、副詞がない場合は「She is beautiful.」です。文章として何ら問題ありません。しかし、形容詞がない場合は「She is very.」となってしまい、文章として成り立ちません。ここで注意すべき点があります。同じ単語であっても状況によって形容詞として使われる場合、副詞として使用される場合があることです。「fast」や「hard」などがこれに該当します。例えば、「He is fast runner.(彼は速い走者)」の「fast」は名詞「runner」を修飾する形容詞的な役割です。
一方、「He runs fast.(彼は早く走る)」の「fast」は動詞「runs」を修飾する副詞的な役割です。ですから、単語だけに注目して判断するのではなく、文章を理解し、何を修飾しているのかを見極めることが大切です。

形容詞の使い方・用法

英語での形容詞の使い方や用法については、限定用法と叙述用法の2つに分けられます。これは、形容詞を配置する位置が重要なポイントになっています。名詞の前に配置した場合は、「名詞を限定する形容詞」になり、これを限定用法と呼んでいます。また、名詞の後に配置した場合は、「名詞を説明する形容詞」になり、これを叙述用法と呼んでいます。
限定用法では、名詞の前に形容詞を置いて名詞の意味を限定する作用をします。例えば、「dog(犬)」の場合は「a white dog」「a big dog」など、形容詞「white」「big」を「dog」の前に置いて、どのような犬であるのかを限定します。叙述用法では、名詞と形容詞の間に動詞を入れることで、動詞の補語として作用します。例えば、「This dog is big.(この犬は大きいです)」などです。
そして形容詞には、限定用法のみで使われるもの、叙述用法のみで使われるもの、両方で使われるものがあります。限定用法のみで使われるもの、つまり「形容詞・名詞」の順に限定されるのは「only(唯一の)」「main(主な)」「upper(上の)」などです。また、叙述用法のみで使われるもの、つまり「名詞・形容詞」の順に限定されるのは「alone(ひとりで)」「afraid(恐れて)」などです。両方で使われるものについては、置かれる位置によって意味が異なるので注意が必要です。例えば、「present」がそれにあたり、限定用法では「現在の~」、叙述用法では「出席して」の意味になります。それぞれ「present position (現在の位置)」「Only a few people were present at the meeting .(会議に出席していた人は少なかった)」となります。
最後に、形容詞ではない単語の形容詞的用法事例を紹介します。「名詞(形容詞として作用)+名詞」の形としては「onion soup(オニオンスープ)、leather bag(革鞄)」などです。また、動詞の現在分詞(動詞+ing)を用いた「running man(走っている人)、flying bird(飛んでいる鳥)」などもあります。

形容詞は文章読解でも重要な単語になるので可能な限り覚えよう!

形容詞をきちんと理解すれば、読解力が深まり、表現力も豊かになります。また、形容詞を使いこなすことができれば、物事をより正確かつ確実に伝え聞くことが可能になります。英語力をアップさせるための必須の要素と言っても過言ではありません。ただし、形容詞は1,000を超える単語があるため、ある程度の括りで覚えるのが得策です。語尾などに着目することでも一定のパターンがあるのが分かります。自分に合った、整理しやすい方法を見つけて、可能な限り覚えることで英語力は確実に向上します。

この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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