塾長のおすすめ本コーナー『麹町中学校の型破り校長非常識な教え』
お父さん・お母さんにおすすめ【その1】
・タイトル:麹町中学校の型破り校長 非常識な教え
・著者:工藤勇一
(山形県公立中学校の教員を経て2014年から千代田区立麹町中学校の校長に就任。麹町中では「世の中まんざらでもない!結構大人って素敵だ!」と生徒たちが思える教育を目指し教育改革に取り組む。宿題廃止・定期テスト廃止・固定担任制廃止など次々に打ち出した改革は、文部科学省が視察に訪れ、NHK。朝日新聞・民法各局がこぞって取り上げるなど、教育関係者・メディアの間で話題となる。)
・レビュー:
超少子高齢化、終身雇用制度の崩壊、AIやIOTなど科学技術の進展と、社会が大きく変わり続ける中、子どもの将来が気になり、「子どものために」出来るだけのことをしてあげたいと考える保護者も多いのではないでしょうか?しかし、「子どものために」という熱心な取り組みが、かえって子どものやる気を奪い依存心を植え付け、自律を邪魔することがあるとしたら…
劣等感を抱き無気力で依存心の強かった生徒を、たった3年間で自信にあふれ主体性に満ちた生徒へと変貌させた麹町中学校の工藤校長の具体的方法とその理由を公開しています。
宿題廃止・定期テスト廃止・固定担任制廃止の理由はなるほどな、と思う所もありますが、学びやしつけ、多様性の本質に対する考え方は私にとってまさに目からウロコでした。
今まで学校や家庭で当たり前と思って指導してきた多くの方法が実は間違っていたということに工藤先生は気付かせてくれます。
子どもに幸せな人生を送ってほしいと考えて、良かれと思ってやってきたことが、かえって子供を不幸にしているかもしれません。この本を読んで、自身の子どもへの接し方を再点検してみてはいかがでしょうか?