群馬県でおすすめの大学は?学部や偏差値、オープンキャンパスの情報を徹底解説
群馬県で大学の受験を検討している生徒にとっては、各大学がどのような特徴を持っているのか、とても気になる部分です。群馬県の大学は理系に強いところや、留学が盛んなところなど、様々です。本記事では、群馬県で大学を探している人に向けて、おすすめの大学をピックアップするとともに、学部や偏差値、オープンキャンパスの情報などを紹介していきます。
1.群馬県の大学の特徴
群馬県には、国公立大学や私立大学、両方を含め様々な大学があります。群馬で生まれ育ち、そのまま群馬の大学に通う人は多いです。県外からも、群馬の自然に囲まれた環境で研究に集中したいという理由で、群馬の大学を選ぶ人はたくさんいます。偏差値の高さでいうと、文系なら高崎経済大学の経済学部が高水準です。合格を目指すのであれば、偏差値60ぐらいは欲しいところでしょう。理系では、群馬大学の医学部などが有名で県内外を問わずに人気を集めています。群馬大学の医学部は、偏差値が65以上必要なハイレベルになっています。
2.特に注目したいのは群馬大学!
群馬県にある大学のなかで、特に注目したいのは群馬大学です。ここでは、群馬大学の魅力や入試情報を紹介していきます。
2-1.群馬大学とは?
群馬大学は、通称「群大(ぐんだい)」と呼ばれています。開学は、1949年で本部を群馬県に置いている国立大学です。学部は、バラエティに富んでいます。そのなかでも、特に理系の知名度が高いといえるでしょう。キャンパスは県内にある「荒牧キャンパス」「昭和キャンパス」「桐生キャンパス」「太田キャンパス」の4拠点です。ロゴマークは、学生の成長と活躍を祈るデザインになっています。未来の創造と社会貢献を目指す大学のイメージを表現しているのが特徴です。
2-2.群馬大学の魅力
群馬大学は、全学部のなかでも理系が強く、理工学部や医学部への入学を目指す学生から人気です。東京都心から100km圏内ですが、周囲は自然に囲まれています。静かな環境で、勉強に専念できるのは大きなメリットです。都会の喧騒に疲れてしまって、癒されたい人にもよい環境かもしれません。また、教授の数が生徒数に対して多い傾向にあるため、生徒と教員の距離が近く質問等もしやすい状況ですので、思う存分、勉学に励むことができるでしょう。
2-4.学部と偏差値
群馬大学の学部は「教育学部」「社会情報学部」「医学部」「理工学部」の4種類です。学部学科ごとに、偏差値は大きく異なることに注意しましょう。情報サイトによると、群馬大学の医学部を目指すのであれば、偏差値が65以上は必要です。ここだけをみると、非常にハードルが高い大学に感じるかもしれません。しかし、理学部の「環境創生理工学科」の偏差値は45程度です。自分のやりたい学部、学科の偏差値を確認したうえで、受験するかどうかを検討するようにしましょう。
2-5.入試情報
群馬大学の2020年前期日程の一般入試は医学部医学科が2020年2月25日~2月26日、その他の学部が2020年2月25日に実施されます。合格発表は2020年3月6日です。受験の方法は、一般入試だけではありません。「推薦入試」「AO入試」「帰国生入試」などの特別入試で受験することもできます。自分の条件にあった方法で受験するのがよいでしょう。
3.その他のおすすめの大学
群馬には、群馬大学以外にも良い大学がたくさんあります。ここでは、そのなかでも特におすすめの大学を4つに絞り、紹介していきましょう。
3-1.上武大学
上武大学は、群馬県伊勢崎市に本部がある私立大学で掲げている大学のポリシーは「雑草精神」です。努力を惜しまず、がんばり続ける姿がイメージできる校風といえるでしょう。キャンパスは、高崎キャンパスと伊勢崎キャンパスがあります。学部は、「ビジネス情報学部」「看護学部」の2つです。偏差値は、看護学部看護学科が42.5、ビジネス情報学部スポーツ健康マネジメント学科の偏差値が35.0程度となっています。他の大学に比べると、偏差値のハードルはそこまで高くないといえそうです。
オープンキャンパスは数多く開催されており、2019年度は6回開催されました。さらに、これらの都合に合わせられない人に向けてミニオープンキャンパスも実施されたようです。忙しい人にとって、オープンキャンパスの機会がたくさんあるのはうれしいポイントになるでしょう。
3-2.高崎経済大学
高崎経済大学は、群馬県高崎市に本部を置く公立大学です。キャンパスは高崎に1つのみ、学部は経済学部、地域政策学部があります。入試の形態が独自のものとなっており、様々な国からの留学生が多いのが特徴です。観光政策学科を2006年からいち早く設けた実績があります。偏差値は、平均よりも高めで、経済学部で57.5、地域政策学部で55.0程度です。2019年のオープンキャンパスは2回開催されました。
3-3.群馬県立女子大学
群馬県立女子大学は、群馬県佐波郡に本部を構える公立大学です。群馬県には、公立の女子大は2つしかありません。群馬県立女子大学は、そのうちの一つです。キャンパスは佐波郡のみですが、その分一体感があるともいえます。学部は、「文学部」「国際コミュニケーション学部」の2種類です。小学校の教員免許を取ることができますので、教員を目指すなら選択肢に入る大学でしょう。また、海外留学支援が充実しているため、外国語に興味がある学生からも人気を集めています。偏差値は、文学部で52.5となっており、平均的なレベルです。2019年のオープンキャンパスは2回開催されました。
3-4.東京福祉大学
東京福祉大学は、群馬県伊勢崎市に本部を置く私立大学です。キャンパスは、伊勢崎だけでなく、名古屋、池袋、王子にもあります。東京福祉大学が開校されたのは2000年です。通学課程と通信課程を選択できるのは大きなメリットでしょう。通学しなくても通信制を選べば、自宅での学習が可能です。アメリカ夏期短期研修を実施しているため、海外留学したい人にもおすすめの大学かもしれません。学部は、「社会福祉学部」「教育学部」「心理学部」「保育児童学部」があります。
偏差値は、心理学部で37.5、保育児童学部で35.0となっていますので、どの学部でもチャレンジはしやすいといえるでしょう。オープンキャンパスは、7~8月の間に各キャンパスで複数回実施されます。自分の都合に合う日程があるかどうかをホームページでチェックするようにしましょう。
4.自分に合った大学の選び方
大学を選ぶ際には、偏差値も大事ですが、それだけで選んでしまうと後悔してしまう可能性があるでしょう。ここでは、大学を選ぶときのポイントについて解説していきます。
4-1.校風や雰囲気は合うか
大学を選ぶポイントの一つとして、学校の教育方針や校風があります。それらが自分に合っているかどうかを、まずはよく考えるようにしましょう。通っている生徒の雰囲気が、自分に合っているかをよく見るのも大事です。学部や入試形式ばかりに目がいきがちですが、4年間、自分がしっかりと通えるかどうかをイメージすることも忘れないようにしてください。興味を持った大学が見つかったら、必ずオープンキャンパスなどに出向くようにしましょう。自分の想像だけで大学を決めてしまうと、入学後のギャップが出やすくなります。
4-2.進路や将来の夢とマッチするか
すでに、就きたい職業がある程度決まっているのであれば、大学卒業後の進路を視野に入れて、大学を選びたいところです。大学というよりは、学部のほうをより重要視してもよいかもしれません。自分が将来目指している職業や夢などに繋がる学部を選べば、大きな成長が期待できます。「経済学部が安定しているから」「文学部が面白そうだから」といった理由で学部を選ぶのも悪くはありませんが、将来の具体的な仕事に結びつけるほうが、就職活動がスムーズに行えます。
また、大学のネームバリューや就活に力を入れてくれるかどうかなども考慮し、総合的に判断するのもポイントになります。受験の方向性を確定させるためにも、大学受験をする前に、自分の将来について一度ゆっくりと考えてみるのがおすすめです。
4-3.学力はどうか
仮に校風が自分にぴったりだと感じたとしても、偏差値や学力がまったく届かない大学を受験するのは現実的ではありません。大学を決めるうえで学力を基準から外すことはできないのが現実です。ただし、努力次第にはなりますが、少し足りないぐらいの学校であれば十分に狙えるでしょう。勉強をひたすらこなし、学力を目標偏差値に近づける努力をしていきましょう。大学の受験勉強については、高校生の早い段階で少しずつ始めておくのがセオリーです。いざ受験生になってから、勉強をしようとしても、学力によってはいける大学が限定されてしまいます。
勉強が少し苦手だとしても、高校1年生からコツコツとやっていけば、それだけ可能性は広がるでしょう。塾や模試などを定期的に活用して、行きたい大学のレベルまで引き上げる頑張りが重要です。「行きたい大学が見つかったのに学力が足りなくて諦める」という悲しい状況にならないように、受験勉強はできるだけはやく始めるようにしましょう。
5.群馬県で自分に合った大学を選ぼう!
群馬県には、大学がいくつかありますが、なかでも群馬大学は魅力のある大学です。学部の数は多いですし、理系の道を目指す人にはとっては、抜群の環境といえます。その他にも、留学生と交流したいなら高崎経済大学、教員免許を取得したいなら群馬県立女子大学もおすすめです。
学部は大学と同じぐらい重要な要素なので十分な検討が必要です。大学を選ぶときには1点だけを見てはいけません。必ずオープンキャンパスに行くようにしましょう。進学先を決める際に偏差値だけで選ぶのではなく、自分にあった校風、学力などを総合的に判断し、後悔のない大学選びを目指していきましょう。学部選びは将来したい仕事がイメージできていると、スムーズに決まります