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中学で部活は入るべき?部活に入るメリット・デメリットとは?

中学校に入学したばかりの生徒は、部活の選択で悩んでしまうことがよくあります。

まずはどのような部活があるのか調べたうえで、部活に入るかどうかを判断しなければなりません。

 

また、入ることを決めた場合は、どの部活動を選ぶのかよく検討することも大切です。

その判断や検討に役立つように、この記事では中学校の部活に関する情報を詳しく紹介していきます。

1.中学の部活の特徴

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まず、部活の種類や特徴を把握しておきましょう。

具体的な部活の種類は学校によって異なりますが、運動部と文化部に分けられているのが一般です。

運動部と文化部について、それぞれ代表的な部活を挙げながら特徴を紹介していきます。

1-1.運動部

運動部とは、その名のとおり主にスポーツをする部活です。

サッカーや野球、テニスのような球技や、剣道や柔道のような武道などがあります。

 

また、陸上競技や水泳も代表的な運動部であり、いずれも所属する生徒は各種目で部や個人の目標達成を目指してトレーニングに励みます。

 

すべての運動部に共通するわけではなく、学校や種目によって異なりますが、大会への出場や優勝を目指して取り組んでいることが多いです。

全国中学体育大会をはじめとして様々な大会があり、開催に関してはシーズンごとや年に数回というパターンが主流になっています。

 

好きな種目がある場合や、スポーツ全般が好きで運動に対して苦手意識がない場合には運動部が適しているでしょう。

1-2.文化部

文化部も多くの種類があり、吹奏楽部や美術部のような芸術系のほか、将棋部や囲碁部などの卓上競技等が挙げられます。

 

教育現場へのITの普及に後押しされる形で、パソコン部を設ける中学校も増えてきました。

 

文化部も大会やコンクールを目標として、日々の活動に取り組んでいる場合があります。

例えば、将棋や囲碁は大会で熱戦が繰り広げられる様子をイメージしやすいでしょう。

 

美術部の生徒は、中学生向けのものだけでなく、一般コンクールに出場することも珍しくありません。

パソコン部も小中学生向けのプログラミング大会などに参加するケースがよく見られます。

 

また、運動部にも同様のことがいえますが、大会などへの出場を重視しているかどうかは部の方針によって異なります。

それらに出たいと考えている生徒やその保護者は、部活を決める前に方針を確認しておくと良いでしょう。

2.部活に入るメリット・デメリット

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中学校では部活に入ることが当然だと考えていないでしょうか。

 

しかし、入部するかどうかは個人の意思に委ねられており、必須というわけではありません。

ただし、全生徒に対して、部活に所属することを強く勧めている中学校も見受けられます。

 

いずれにせよ、最終的には自分で判断することになるため、以下に解説する入部のメリットとデメリットを押さえておきましょう。

2-1.メリット

できるだけ楽しめる部活を選んで中学生活を充実させたいと思う人が多いでしょう。

もちろん、好きなスポーツなどの活動に打ち込めるのは生徒にとって大きな魅力です。

しかし、それ以外にも多くのメリットがあるので詳しく紹介していきます。

2-1-1.特別な仲間ができる

中学生にとって部活は、クラスとは異なる大切なコミュニティです。

入学と同時に部活に入った場合、3年という長い期間を通して、同じ目標に向かって仲間たちと頑張ることになります。

 

当然、楽しいことだけでなく、つらいこともありますが、乗り越える努力や経験を共有することで特別な仲間意識を持てるようになるでしょう。

そうして培われた絆は強固であり、その先も力強く心に残っていきます。

 

多感な時期にそのような友達がいるのは非常に貴重なことです。

卒業後も部活単位で同窓会をするようなケースもありますし、特に仲が良かった部員とは一生の付き合いになることも少なくありません。

2-1-2.礼儀・あいさつなどのマナーを学べる

クラスだけで過ごしていると、あまり同級生以外と接することがありません。

 

部活に参加していれば、先輩や後輩と話す機会に多く恵まれます。

つまり、部活は同級生だけのコミュニティを越えて、幅広いコミュニケーションを取ることができ、コミュニケーション力を身につけるための良い環境となります。

 

運動部であれば、そのスポーツのルールを覚えるだけでなく、日々の活動を通してマナーや礼儀も習得できます。

また、先輩から教わったり後輩に教えたりすることで、多角的な視点を持てるようになるなど、様々な面で成長につながるでしょう。

 

大会やコンクールでは、他校の生徒や学校外部の人とコミュニケーションをとる機会も多く、その経験は対外的な礼儀やマナーの学習に効果的です。

2-1-3.部活で養った力が将来役に立つ

部活に入って目標を持つと、それを達成するために努力や試行錯誤を行うことになるでしょう。

努力や試行錯誤が必要な場面は、大人になってからもその機会は多く訪れるので、中学生の段階でたくさん経験しておくことは有益です。

課題を解決したり試合で好成績を出したりすると、その成功体験が自分に大きな自信を与えてくれます。

 

したがって、たくさんのことに挑戦したほうが良いですし、失敗したとしてもその経験は決して無駄にはなりません。

失敗を繰り返さない工夫ができるようになったり、悔しさをバネにする精神力を身につけられたりします。

 

必ずしも部活でなくても構いませんが、1つのことに打ち込んで取り組み続けることで、集中力や持続力の重要性を理解できるでしょう。

それらを磨いておけば、社会に出て仕事をする際に大きな支えになってくれます。

2-2.デメリット

入部を検討するときは、メリットだけでなく、デメリットも把握したうえで判断することが大切です。

ここでは、部活に入るデメリットを詳しく説明します。

2-2-1.勉強をする時間が制限される

デメリットの1つ目としては、部活の活動時間です。

 

一般的に部活が行われるのは放課後なので、帰宅する時刻は活動の分だけ遅くなってしまいます。

その結果、必然的に勉強に費やせる時間は減るので、成績を上げるのが難しくなるかもしれません。

 

大会で優勝することなどを目標に掲げている部活は、放課後だけでなく早朝や休日にも練習をすることが一般的です。

毎日部活に多くの時間を割く必要があり、運動部であれば帰宅後に勉強する体力が残っていない場合もあるでしょう。

大会は土日に開催されることも多いため、積極的に出場する方針であれば、ますます部活中心の生活になっていきます。

2-2-2.苦手な人と関わらないといけない場合も

デメリットの2つ目としては、複雑な人間関係です。

 

部活では交流関係をクラスから広げて、先輩や後輩、顧問の先生などと接する機会を得られます。

また、PTAや学校外部の人と話すような機会を得られることも多いです。

 

交流の幅が広がることは様々な学びにつながりますが、いつも良好な関係を築けるとは限りません。

例えば、チームが団結して努力する際、意見が衝突してしまい、部員同士が対立するケースもあります。

その結果、苦手な相手と関わり続けなければいけない状態になり、活動に支障が出てしまうこともあります。

 

とはいえ、苦手な相手と接することがコミュニケーション力の向上につながることもあります。

 

しかし、いじめなどに発展しそうな場合は、すぐに大人に相談するのが望ましく、退部も視野に入れて対策しなければなりません。

2-2-3.お金がかかる

デメリットの3つ目は、金銭問題です。

 

部活動の中には、金銭的な負担が大きい部活もあるので気を付けましょう。

 

運動部の場合でいえば、ユニフォームやスパイクなどの用具を一式購入しなければならないケースがよくあります。

文化部の場合も、楽器などの備品を自費で準備することが前提となっているケースが少なくありません。

特に消耗品に関しては、維持費として定期的な出費を伴うことになるので要注意です。

 

また、大会や遠征、合宿などが多い部活に入るなら、交通費や宿泊費といった出費も考慮しなければなりません。

 

いずれにしても家計への影響を予想することが大切なので、用具や備品に関しては学校から提供されるかどうか事前に確認しておきましょう。

3.部活を決めるときのチェックポイント

すでに、どの部活に入部したいか考えている場合もあるでしょう。

しかし、好きという理由だけで決めてしまうと後悔する可能性があるので、しっかり下調べをしておくことが大切です。

以下にチェックが必要なポイントを挙げていきます。

3-1.部活の規模・実績

当然、同じ部活であっても学校によって規模や実績は異なります。

出場可能人数に対して在籍人数が多すぎる部活の場合、試合などに出場できる機会が少ないかもしれません。

 

特に実績のある強豪校は、学べることが多い一方で、あまりの競争率の高さに苦労することも多いでしょう。

 

ただし、人数が少なすぎても、上達に必要な競争意識が芽生えにくいですし、試合に出場できる人数が規定に届かず、チームをつくれない場合もあります。

 

自分がどのようなスタンスで部活に取り組みたいのか明確にしたうえで、それを叶えられそうな規模や実績のところを選ぶことが大切です。

3-2.活動頻度や練習時間

拘束時間は部活ごとに違うので、活動のペースをチェックすることも重要です。

 

例えば、朝夕の練習が日課になっている部活と、活動日が週に数回という部活とでは拘束時間に大きな差があります。

1日単位や1週間単位ではそう感じなくても、3年間のトータルで計算すると著しい差になることも多いでしょう。

 

つまり、部活の選び方によっては、勉強に費やせる時間や家族と過ごす時間などが著しく減ることも十分にありえるのです。

そのため、部活に使う時間の目安を事前に知っておく必要があります。

3-3.先輩・同学年はどんな人がいるか

どれだけ部活の内容が好きなものでも、その場の雰囲気になじめないと楽しく過ごせません。

 

部活の雰囲気は主に部員によって形成されるので、どのような人がいるのか確認しておくことも重要です。

これから長い時間を共有する人たちなので、事前に見学などをして自分の目で確かめておきましょう。

 

自分がその人たちのいる環境に入ったときの様子をイメージする必要があります。

そのうえで、望んでいる活動ができそうな雰囲気かどうか、慎重に検討することを忘れてはいけません。

3-4.顧問の先生は信頼できそうか

顧問の先生によって活動の内容が大きく変わることは珍しくありません。

自分と相性が良ければ部活は充実しますし、そうでなければ不満だけが募っていく恐れがあります。

 

例えば、運動部の場合、技術的なことを学びたくて入部した生徒に対して、それを教える能力がない先生もいるのです。

そもそも、顧問の先生にそのスポーツの経験や知識がない場合もあります。

 

特に重要なのは、先生の人間性が自分に合っているかどうかを見極めることです。

真剣に取り組んでいることをチェックし、信頼できそうだと思えるのであれば、入部を前向きに考える価値があります。

 

ただし、子どもが大人を判定するのは難しいため、保護者が大人の視点からも確認するようにしましょう。

部活は勉強と同様に成長できるチャンス

吸収力が優れている中学生の時期に、1つのことを3年間も続けることには大きな意味があります。

部活では、多くの経験を仲間と共有しながら、貴重なことをたくさん学べる可能性が高いです。

 

そのため、学生生活において、部活に入ることは非常に有意義なことです。

ただし、一方で勉強も学生生活においては大切なことです。

部活だけに力を入れて、勉強がおろそかになってしまっては元も子もありません。

勉強と部活のどちらも両立できるようにしましょう。

 

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この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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