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中学生からでも諦めない!国語で思考力を磨くポイントを知ろう!

思考力を高めるためには、幼いころからの教育の積み重ねが大切だといわれています。物心つく前から絵本の読み聞かせを行ったり、会話を楽しんだりする経験が思考力を高め、国語の基礎を作ります。こうした積み重ねはもちろん大切ですが、中学生からでも遅くはありません。そこで今回は思考力を磨く方法について紹介します。

思考力の重要性

授業で習う国語は正確には国語科といいます。日本語の表現力や理解能力を伸ばし、言語文化の知識を学ぶことを目的とした学問です。若い世代で幼いうちからゲーム機やスマホが普及し、本離れが進んだことで国語力の低下を懸念する声が増えてきました。国語は日本において全ての学問の基礎であり、国語力の低下はそのまま学力の低下を意味します。そのため、文部科学省を始めとして多くの学校が国語教育に力を注いでいます。特に文部科学省がこれからの時代に求められる国語力として重視しているのが、考える力・感じる力・想像する力・表す力の4つです。
これらは思考力とも言い換えることができ、論理的な思考力の有無は国語の成績に直接影響を与えます。もちろん国語だけでなく、全ての教科において思考力がなければ、問題を正しく読み解き、正解を導き出すのは難しいでしょう。また、学校生活や家庭などのコミュニケーションの場においても、相手の気持ちを思いやったり、自分の気持ちを伝えたりするために思考力が欠かせません。

中学生から思考力を磨くのは遅い?

思考力は一般的に、幼いころから磨いていくスキルだと考えられています。しかし、早ければ早いほど思考力に磨きがかかる一方で、年齢を重ねたら習得できないという類のものでもありません。思考力はいつ、どの瞬間からでも磨くことができるからです。中学生であっても、磨きたいと思ったときから磨くことが可能です。遅すぎることはありません。ただし、いままでサボってきた分、集中して取り組むこと、本気で取り組む意思を持つことが大切です。意識して思考することにより、思考力は磨かれます。

思考力を高めるための方法

思考力を高める一番の方法は読書をすることです。本にはありとあらゆるジャンルがあり、どんなに読書が苦手な人でも、少しでも興味のある本はみつかるでしょう。まずは興味のあるジャンル、ページが少なく内容がわかりやすい本などを手に取り、一冊を読み切ることを目標にしましょう。徐々に読書の習慣をつけ、長編小説や詩などにもチャレンジしていきます。本の中では日常で体験できないような経験や気持ちを想像することができます。困難な問題にぶつかったとき自分だったらどう感じるか、この場面でどう行動すべきなのかなど、考えることがそのまま思考力を育てることにつながります。

また、本だけでなく新聞やニュースに毎日目を通すことも大切です。リアルな国際情勢や時事問題を家族や友達と討論することで思考力が磨かれます。自分の考えをうまく伝えるにはどんな言葉で伝えたら良いのか、他人の意見を尊重するためにはどのような言葉がふさわしいのかなど、深く考える良いきっかけになるのではないでしょうか。また、知識や教養を身に付けることで語彙力を高めることもできます。

さらに思考力を磨くためには、インプットだけでなくアウトプットも大切です。目で見た情報や耳で集めた情報をまとめ、思考したあとは頭の中でまとめて文章として書きだしてみましょう。文章にすることで内容を整理し、考えをわかりやすくまとめることができるようになります。アウトプットの作業は作文力にもつながり、文章を読み解く力、まとめる力として役立ちます。

家族での会話も重要!

家族や友達同士での会話も思考力アップのカギとなります。本来会話を成立させるためには高いコミュニケーション能力が必要であり、相手の気持ちを理解して読み取ったり自分の気持ちを分かりやすく伝えたりする能力こそが思考力になります。お互いに会話を楽しむためにはどうしたら良いのか、会話が盛り上がるためにはどんなことを話せばいいのかなど、普段から意識して考えることが大切です。

 

口下手である、会話が続かないという人はある程度性格の問題もあるかもしれませんが、相手に自分の気持ちを伝えるスキルや相手の会話を読み解く思考力が低く伝わりにくい場合もあります。特に中学生の場合、相手にうまく伝えることができないと、すぐに諦めてしまったり、恥ずかしく思ったりして会話を続けることを諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。自分の気持ちを伝えることは決して悪いことでも恥ずかしいことでもありません。話をするのが苦手という人でも、思考力を磨くことでより高いコミュニケーション能力を得ることができます。

思考力を磨けば人間性もアップする!?

思考力は勉強だけでなく、生活の面でも大きな影響を与えています。他人とコミュニケーションを取ることが苦手な人は、まずは思考力を磨き、相手の気持ちを思いやりながら自分の気持ちを上手に伝えるスキルを身に付けましょう。思考力が磨かれることで人間関係が円滑になり、成績アップも狙えます。

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この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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