合格率をグンとアップさせる!高校受験の面接で印象を良くする5つのポイント
「面接ってどんな質問をされるの?」「面接で緊張して、話せなかったらどうしよう」など、高校入試の面接について不安を抱えている中学生は少なくないでしょう。高校入試で初めて面接を経験するという中学生も多いのではないでしょうか。中学生にとって、受験以外で面接を受ける機会はなかなかないため、不安を感じてしまうのも無理のないことです。高校入試の面接は、それほど難しいものではなく、しっかりと準備をすれば必ず合格の後押しとなります。ここでは、面接で印象を良くする5つのポイントについて、詳しくご紹介します。
身だしなみをきちんと整えて、第一印象を良くしよう
高校受験の面接は、テストと同じくらい重要なもの。特に推薦入試や難関校を受ける場合、面接は合否に大きく影響する大事な試験になります。その面接試験のなかで最も注意しなければならないのが「身だしなみを整えて第一印象を良くする」ということです。どんなに内申点が高く質問にもハキハキと答えられても、派手な茶髪でだらしない服装をしていれば面接は一発で不合格になってしまうでしょう。反対に、決して成績は良いとはいえず、受け答えも多少うまくまとまっていなかったとしても、身だしなみがきちんとしていて丁寧な答え方ができていれば、面接官の印象は確実にアップします。身だしなみについては、髪形やズボンやスカートの折り目がきちんとしているか、Yシャツにしわや黒ずみがないかなどをチェックしておきましょう。また、靴の汚れは意外に目立つもの。自宅を出る前だけでなく高校についてからもきちんとチェックしてください。
面接の際は、はつらつとした印象を与えるため、大きい声ではっきりとした口調で答えるようにしましょう。表情はなるべく柔らかく背筋はピンと伸ばすことが大切です。誠実な印象を与えるため、きょろきょろと目線を外しながら話すのではなく、面接官の鼻のあたりを見てアイコンタクトを取りながら話すようにしましょう。(※1)
志望動機をまとめておこう
高校入試の面接で、95%以上質問されるといわれているのが志望動機です。そのため、事前に自分なりの志望動機を考えてまとめておくことが大切です。「自宅から近いから」という志望動機も間違いではないのですが、ほかの受験生と同じ答えになってしまう可能性があり、動機としてもやや冷めた印象があるためおすすめできません。面接では「高校生活をどのように送りたいか」など生徒の考え方を見ていますので、できれば「この学校でなければ駄目なんだ」と熱い気持ちを込めた志望動機を伝えたいものです。志望動機には、部活や入学後の目標を入れるのがおすすめですが、部活や校風は、事前に調べておかなければ話すことができません。そんなときは面接を受ける高校のホームページやパンフレットを見ておき、特色や教育目標などを調べたうえで答えれば、その高校に入りたいという熱意を伝えることができます。「私は覚えるだけの勉強ではなく、新しいことを考えて研究していくことが好きです。貴校の教育目標である「探求心に富む生徒」というのは、まさに私がめざしている姿だと思ったためです」など、真剣な気持ちを伝えるようにしましょう。(※2)
最近のニュースについて知り、考えておこう
高校入試の面接で聞かれることが多いのが、「最近気になるニュースは何ですか?」という質問です。この質問に答えるためにまず大切なのは、毎日の新聞やテレビなどでニュースをチェックし、今世の中で何が起きているのかを知っておくことです。自分の気になる分野のニュースについてなどは、常にアンテナをはっておくようにしましょう。そして次に大切なのが「そのニュースについて自分はどう感じたかを考えておく」ということです。この質問をされたら「○○で~○○が起きたというニュースです」と単に出来事をいうだけでなく、「○○で~~ということが起きました。今後××が起きないかが不安です」というように、自分の感じたことや考えたことまで伝えられるようにしておきましょう。
自己PRについてまとめておこう
面接では、「あなたの長所や短所について教えてください」など、自己PRについて聞かれることもあります。自分の長所や短所など性格に関することは、取り繕って答えようとすると逆に白々しさが出てしまうものです。長所や短所というのは「これが正解」というものがないので、「等身大の自分」を素直に、それでいて控えめに伝えると良いでしょう。ただし、短所を話すときは「試験官から目をそらさないようにする」ということには注意したいものです。人間は完璧な存在ではなく、誰にでも短所があります。緊張していると難しいかもしれませんが、試験官を見つめて、少しほほ笑みながら話すくらいの余裕をもって答えられると、短所もマイナスイメージになりにくく、大きな信頼感を与えられることでしょう。
面接ノートを作っておこう
これらのほかにも、「中学校時代の一番の思い出はなんですか?」「最近読んだ本と、感想について教えてください」「高校に入ったら頑張りたいことはなんですか?」などは面接でよく聞かれる質問です。「受験番号と名前、出身中学校名」など基本的なことと合わせ、よく聞かれる質問については答えや考えをまとめておき、面接ノートを作っておくようにしましょう。ノートを見ながら事前にシミュレーションをしたり、当日の面接前に見直したりすることで、心を落ち着かせてスムーズに答えることができるでしょう。高校入試の面接を成功させるために、事前の準備はしっかりとやっておき、自信を持って当日を迎えられるようにしましょう。
<参考URL>
※1.高校受験の面接で失敗したくない方へ
https://gakusyujyuku.com/archives/10317
※2.高校受験で面接のコツ!抑えておくべき5つのポイントとは?
http://tyugaku.net/jyuken/mensetu.html