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塾の費用はどのくらい?学年別の費用や個別塾・集団塾の費用の相場を紹介!

子どもの教育費は時代の変化にともない増大しています。さらに、幼児期から塾通いを始める家庭も多く、教育費が家計を占める割合は年々増えつつあります。子どもに十分な教育の機会を与えていくためには、長期的な資金計画を立てることが大切です。この記事では、個別塾や集団塾など塾の費用を中心に、どれくらいの費用がかかるのかを学年別に紹介していきます。お子さんに適した教育環境を用意するために役立ててください。

1.学年別の塾費用の平均と相場

はじめに、塾費用の平均と相場を小学生、中学生、そして高校生の3つに分けて紹介していきます。学年に応じて変わる学習状況や費用を比較し、成長に合わせてどのような教育にお金をかけるべきか検討してみましょう。

1-1.小学生

小学生の場合、すべての家庭が塾に通わせているというわけではありません。文部科学省が発表した「平成26年度子供の学習費調査」によれば、公立小学校では約64%、私立小学校では約33%が塾の費用をまったくかけていないという結果が出ています。小学生から塾に通わせるかどうかの判断は、中学受験に関係しているといえます。例えば、公立の中学校に通学させるのであれば受験は関係ないため塾通いをさせる必要性は低いと考える場合も多いでしょう。また、エスカレーター式で進学可能な私立の小学校の場合なども同様です。

 

小学生で学習塾にかけている年間の平均費用は公立の場合で約6万円、私立では約22万円になります。ただし、この平均は小学生全体を対象にしたもので、塾通いをしている子どもだけで調査を行ったわけではありません。そのため、実際に子どもを塾に通わせている家庭の負担はこれよりやや高額になるでしょう。塾の費用は目的や種類で異なります。例えば、有名私立中学の受験を目指すための塾であれば、年間90〜120万円程度が相場となります。

 

これは、志望校別の講座や季節講習費なども含んだ場合で、家計の負担は相当大きいといえます。しかし、4〜5年生の場合はかなり安くなり、年間でも40~70万円が目安になります。また、学校での勉強を補うための補習塾程度であれば、学年に関係なく年間の相場は10~20万円と、費用としてはかなり手ごろになりますが、季節講習を受ける場合はさらに予算は上がります。

1-2.中学生

中学生の年間学習塾費用の平均は公立の場合で約20万円、私立では約14万円です。この数字を月謝に換算した場合、公立は1万7000円程度で、私立は1万2000円程度という計算になります。ただし、高校受験を目前に控えた時期になると、通常の授業に加えて季節講習なども加わってきます。そのため、3年生に上がるまでには塾の費用はおよそ3倍に膨れ上がると考えておいた方がいいでしょう。

 

文部科学省の発表によれば、日本の中学生は約97%が進学しており、受験対策のために子どもを塾に通わせる家庭は多い傾向が見られます。しかし、部活動をしている場合にはなかなか塾の時間まで十分に取れないこともあります。そのため、実際に塾通いをさせるかどうかは進路や成績を考慮し、家庭内でじっくり話をしながら決めていくことが重要です。

1-3.高校生

高校生になると、年間で塾にかける費用の平均は公立の場合で約13万円、私立の場合は約22万円になります。高校生の場合、大学受験対策の塾の場合は費用は高額になることが多くなります。また、集団指導塾と個別指導塾でも費用に違いが出ます。大学受験対策の集団指導塾の場合、1〜2年生のうちは年間で40〜50万円程度ですが、3年生になると年間50〜70万円程度と高額です。これに対して大学受験対策の個別指導塾の方はさらに高くなり、1〜2年生は年間で50〜80万円程度で、3年生になると60〜100万円程度となります。

 

また、塾の費用については科目によっても差が出やすく、実際に受験する大学に応じて費用を下げられる場合もあります。例えば、受験を私立大学に絞り、科目数を少なめにすることで塾の費用を抑えることも可能です。しかし、大学受験はスムーズにいかないことも考慮しておかなければなりません。仮に浪人した場合でも、余裕を持って対応できるだけの資金はあった方がいいでしょう。スムーズに合格を果たせる場合でも、どの大学に進むかで将来の仕事も左右されやすいものです。本人の希望に沿って準備できることが理想といえます。

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2.個別指導塾・集団指導塾の費用相場

塾には個別指導塾と集団指導塾があり、学習方法など基本的なスタイルはまったく異なります。個別指導塾は講師1人に対して生徒は1人または2人というスタイルが一般的で、集中して学べるのが特徴です。一方、集団指導塾の方は1つの教室に15人程度の生徒を集め、講師が1人で全員に教えていく形になります。ここでは、個別指導塾と集団指導塾のそれぞれの相場について解説していきます。

2-1.個別指導塾

個別指導塾といっても完全な1対1で行われる場合もあれば、1人の講師が2人の生徒を指導するというケースもあります。実際の費用なども塾に応じて変わりますが、月謝の相場としては2万6000円程度です。授業の回数は週にすると2回程度が一般的で、入会金は2〜3万程度が多く見られます。個別指導塾の特徴は、フレキシブルに指導を受けられることで、生徒は自分のペースに合わせて学習できるというメリットがあります。また、相性の良い講師を選ぶことも可能で、学習に集中しやすいといえるでしょう。

2-2.集団指導塾

集団指導塾の場合、月謝の相場は1万8000円程度で、個別指導塾よりは割安な設定がされている場合が多いです。授業回数は週に2回程度と個別指導塾と変わりはないものの、入会金は1〜2万程度とやや低い額です。集団指導塾が個別指導塾に比べて割安な費用なのは、1人の講師が大勢の生徒を指導することで人件費が抑えられることが理由として挙げられます。集団指導塾の場合は講義形式で授業が進んでいくのが特徴です。他の生徒と一緒に固定のカリキュラムを学習していくことになるため、競争心が湧きやすい環境となります。

3.その他にかかる費用

塾に通うには、通常の授業以外にも様々な費用がかかります。どのような費用があるのか、そしていくらくらいかかるのか目安を知り、実際に塾通いを検討する際の判断材料にしてください。

3-1.季節講習

季節講習とは、学校が長期休みに入る時期を利用して行われるもので、春期講習、夏期講習、そして冬期講習の3つがあります。通常の授業とは違い塾の学習だけに集中できるのが特徴です。通塾回数や授業のコマ数などはそれぞれ分かれるため、実際にかかる費用には幅が出ます。明確な料金としては出せませんが、通常の授業料が高額な塾は季節講習も高い傾向が見られます。一方、普段の授業料が安い塾の場合は季節講習も手頃な料金が多いのが一般的です。季節講習をどれくらい受けるかは個人差もあります。受験するかどうかでも変わってくるため、その分料金にも差が出やすくなります。

3-2.入塾金

入塾金とは、新規で塾に入る際に支払う費用のことです。入塾金の平均は2万〜2万5000円程度ですが、これは必ずかかるというわけではありません。塾によっては、そもそも入塾金を一切取っていないケースも見られます。また、入塾キャンペーンなどを実施しているときには入塾費を無料にしている場合もあるので、タイミングが良ければお得に利用することも可能です。ただし、入塾費があるかどうかだけで判断せず、塾が子どもに合っているかどうかで判断することを優先しましょう。

3-3.教材費

学校の授業と同じように、塾の授業でも専用の教材を使います。塾に通うには、授業で使用するための教材が必要です。実際には、どの科目を選択するかで変わってきますが、相場としては年間で1万円程度見ておけばいいでしょう。ただし、実際に通うかどうかを検討する際には、年間でどれくらいの教材が必要なのか、1教材当たりの費用はどれくらいかかるのかをきちんと確認することが大切です。

3-4.模試代

模試代とは模擬試験受験にかかる費用のことで、受験を控えた時期には増えてきます。模試代も必ず必要とはいえませんが、塾によって差があり、中には必須としている塾もあります。模試は個人で申し込むケースもあれば、受験回数に応じて塾が一括で申し込む場合などに分かれます。塾を選ぶときには模擬試験の受験が必須かどうかも含め、申し込み方法についてあらかじめ調べておきましょう。

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4.塾の費用を考慮する上で確認しておくべきこと

子どもを塾に通わせるには相応の費用がかかるのは仕方のないことです。授業料だけにポイントを置いて見てしまうと、実際に入塾してから「高い」と感じることもあるかもしれません。そのような失敗を防ぐために、ここでは、塾を決める前に押さえておきたいポイントについて解説していきます。

4-1.諸経費

いざ塾に通うとなると、授業以外にも必要な費用は様々なものが出てきます。イメージしやすいものであげていくと、塾までの交通費があります。通学している学校の近くや自宅付近に子どもに合った塾があれば良いですが、電車やバスで通わなければならない場所の場合にはその分の交通費が必要です。時間帯やタイミングによっては食事代を持たせる必要性も出てくるでしょう。親が車で送迎できる場合でも、連絡を取るための通信費がかかります。

 

また、意外なものでは塾に支払う「施設維持費」があげられます。「施設維持費」とは自習室や教室を補修する際に補填する費用です。すべての塾で必要とは限りませんが、「施設維持費」は入塾してから気づく人も多いため、思わぬ出費にならないよう事前に確認しておいた方がいいでしょう。このように、子どもを塾に通わせるには授業料だけでなく、様々なことを考慮して予算を確認しておくことが重要です。

4-2.様々なサポート体制

塾を選ぶ際には、授業以外の部分でどのようなサポートが期待できるのかを考慮しましょう。入塾すれば、すべてを見てもらえるというわけではありません。子どもを塾に入れるだけで安心してしまう人もいますが、質問も思うようにできないこともあります。特に集団指導塾の場合には、1人の講師が大勢の生徒を指導していくという関係上、なかなか生徒一人ひとりに注意を払えない場面も出てきます。また、塾によっては質問をするにも費用が別途かかるケースもあるため、入塾を決める前に確認が必要です。

長期的な資金計画で理想の塾選びを!

小学生から大学受験までの塾にかかる費用はどれくらいのものになるか参考になったでしょうか。教育費をかけることで必ず将来が安定するとは言い切れませんが、就ける職業が左右されることは確かと言えます。十分な教育体制を整えてあげるには、様々な視点から必要な費用を試算し、余裕のある資産計画が重要です。子どもの個性や現状を考慮して、本人に合った塾を選択しましょう。

この記事の監修者

ベスト学力向上委員会

元中学校教論を編集長とし、小中高それぞれを専門としている3名以上の講師チームで記事を監修しています。
日ごろから勉強や受験に携わっているプロだからそこ分かる、悩みや不安を解決するための情報・ノウハウを発信していきます。

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