小学生は計算式の基礎を固めよう!算数のおすすめ勉強法を紹介!
小学校で習う算数は、あらゆる計算の基礎であり、計算能力は日常生活において欠かせないものです。もし小学校で算数につまずいてしまうと、これから先の勉強に苦労することはまちがいありません。小学生のうちに計算式などをしっかり習得しておくことはとても大切です。もし苦手意識を持っているのなら、できるだけ早いうちに苦手意識を取り除いてあげたいと思いませんか。そこで今回は、算数の勉強法を紹介します。
小学校の算数で習得しておきたいこと
小学校の算数で習うことを順番にみていきましょう。
四則計算:四則計算とは、足し算、引き算、掛け算、割り算のことで、すべての計算の基礎となります。繰り返し問題を解くことで早く正確に解けるようになることが大切です。
分数計算:分数は小学校4~5年生で習います。中学校では方程式や関数の計算などにも使うことになるため、小学校のうちにしっかりと基本を身につけておきましょう。
小数:小数は1よりも小さい数の表し方です。整数と同じように四則計算ができるようになっておきましょう。
ひっ算:ひっ算は整数だけでなく、小数の計算もできるようになっておくことが大切です。
速度の計算:速度の計算は、距離・時間・速さの関係をしっかり覚えておくことがポイントになります。公式をしっかり頭に入れておきましょう。
割合:割合は比べられる量を、もとにする量で割ることで求められる値であり、主に百分率(パーセント)で表します。5年生で習いますが、日常生活においても必要となる知識なのでしっかり覚えましょう。
面積や体積:面積や体積を求める図形問題は、公式を覚えるか覚えないかがすべてです。公式を知らないと決して解くことはできないため、しっかり覚えておきましょう。
単位:算数ではさまざまな単位を使います。グラムからキログラムへの変換やミリからセンチメートルへの変換など、単位の変換は算数のテストでも必ず出題される問題なので、しっかりと理解しておきたいものです。
小学生で算数が苦手になる主な原因
小学校で算数が苦手になるきっかけは、公式を覚えられず、問題が解けなくて嫌になることが多いようです。また、暗算が苦手、ひっ算が苦手など、計算そのものが苦手で速くできず、嫌になってしまう子もいます。公式が覚えられなかったり計算が苦手だったりする場合、当然テストの成績も振るわないため、ますます嫌いになるという悪循環になってしまうわけです。
小学校の算数は、迷わずすらすらと解けるようになることが目標となっているため、公式を覚えていなかったり、解き方に迷ってしまったりするようでは明らかに勉強不足です。小学校で基礎ができていないと、中学生、高校生になってから授業の内容がさっぱり理解できなくなってしまう恐れがあります。
小学生で計算ができるようになるメリット
逆に小学校で計算ができるようになるメリットにはさまざまなものがあります。そのひとつが、日常生活で計算を活用できるようになることです。買い物の際に合計金額を確認したり、割引後の値段がわかったりと、小学校レベルの計算が役に立つ場面は意外と多くあります。また、基礎がしっかりできることによって、中学生になり数学の勉強がはじまっても、比較的スムーズに入っていくことができます。算数が得意というポテンシャルは、その後の学力にも大きく影響を与えることでしょう。公式を覚えることが大切なことをしっかりと理解しているため、複雑な公式になってもきちんと対応できるようになります。
小学生の算数でおすすめの勉強法!
そこで大切になってくるのが、算数の勉強方法です。子どもの苦手意識を払しょくするためにも、小学校のうちにしっかりと身につけておきましょう。算数はひたすら問題を解くことが上達への近道です。毎日繰り返し学習することで多くの計算をこなし、完璧になるまでやることが大切です。このとき注意したいのが、間違いはその場で指摘するということです。問題を解いたあとはすぐに丸付けをして、どこが間違っているのか、どうして間違えてしまったのか確認させましょう。できれば親がそばについて、一緒に考えて問題を解いていくようにします。間違いをすぐに指摘することで正しい計算方法が身につくだけでなく、子どものやる気を引き出し、モチベーションアップにつながります。
計算に親しむためには、日常にうまく取り入れる工夫も大切です。例えば時計の学習をしているときは、実際に時計を見ながら学習するほうがわかりやすいですし、毎日繰り返し時計を読む癖をつけることで、苦手だった子どもも自然に読めるようになります。ちょっとした足し算や引き算なども、実際にお金やおはじきを使って数えてみるほうがわかりやすいものです。
また、計算能力を上げるためにドリルの活用は欠かせません。ドリルをするときは、必ずタイムを計って時間内にできることを目標としましょう。正確に計算するだけでなく、速く計算できるようになることで、計算能力は飛躍的に向上します。勉強に対して苦手意識を持っている子どもには、楽しく学ぶことのできるアプリやゲームを取り入れるのもおすすめです。ゲーム感覚で遊んでいるうちに身につくため、子どもにストレスを与えません。
算数は全ての基本!
小学校で習う算数は日常生活においても役立つ能力で、いずれ習うことになる数学の基礎でもあります。小学生から苦手意識を持ってしまうと、その後の進路にさえ影響を与えかねません。算数の勉強法は、とにかく計算式を覚えて問題をこなすことです。基礎をしっかりと身につけることで、苦手意識を無くして得意分野に変えることができます。毎日の生活に算数の学習を上手に取り込み、子どもが無理なく続けられるようにアドバイスを送ってあげましょう。